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zoom RSS 日かげの花、ハエドクソウ

<<   作成日時 : 2008/07/31 18:22   >>

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道路に沿った林のふちの薄暗い場所にハエドクソウ (Phryma leptostachya L. var. asiatica Hara) の群生を見つけました。日かげの植物で、花は小さく、ちゃんとした写真を撮るのには手こずりました。何枚も撮ってやっとこんなところです。

ハエドクソウとは変な名ですが、この植物を煮出した汁をうじ殺しに利用したことに由来するのだそうです(朝日百科「世界の植物」)。ハエドクソウ科の多年草ですが、この科は1科1属1種で、東アジアと北アメリカ東部にだけ分布し、東アジアのハエドクソウとアメリカのアメリカハエドクソウ とはそれぞれ変種(あるいは亜種)とされているようです。

ハエドクソウの実は、くっつきむし(ひっつきむしの方が正しい?)です。がくの先端が曲がったとげになっていて、実を包んでいます。実はこのとげで、動物や、やぶを分け入る癖のある人間にくっついて、無報酬で他所にはこんでもらいます。しおらしそうに見えて、ちゃっかりした植物です。

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ハエドクソウ



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ハエドクソウの花序



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ハエドクソウの花



追記(8月9日): 
ハエドクソウ科が1科1属1種であるということは常識のようになっており、図鑑や解説書にもこのように書かれているのですが、新しい分類では、ハエドクソウ科の中に23属が含められています(合衆国農務省[USDA] Germplasn Resources Information Network [GRIN])。
私も本文の中で、「ハエドクソウ科の多年草ですが、この科は1科1属1種」と書いてしまいましたが、この部分は、「ハエドクソウ科ハエドクソウ属の多年草ですが、この属は1属1種」と訂正せねばならないと思います。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ひっつき虫は、道路脇や草むらでは
イノコズチやオナモミ等の繁殖に貢献していますが、里山ではハエドクソウからも、感謝されているかもしれません
藪から出てくると、しばらくは種まきです
イノコズチと同様に花が咲き実に成るにしたがって、下を向いていくのが面白いですね
yajiro
2008/08/01 00:20
yajiroさん、コメントありがとうございました。
ハエドクソウは、イノコズチやオナモミよりも少ないから、ひっつきむしの中でも許せる方です。イノコズチには、ひどい目にあったことがあるので、敬遠しています。オナモミが靴下にくっつくと痛い。あれもしゃくな実です。
エフ・エム
2008/08/01 08:32
エフ・エムさん、こんばんは。
「ハエドクソウ」、蘭にも、しそ科にも思えるような可憐な花なのに「1科1属1種」何処にも属していないのですね。でも、あまり浪漫チックでは無い名前で可哀想、別名を考えてあげたいと同情いたしました。
今まで「くっつきむし」は方言なのだと思っていました。様々な形があり観察するのもまた面白いと思います。確かに「やられた!」時には涙もの、剥がすのには一苦労です。
ちと
2008/08/02 22:47
ちとさん、コメントありがとうございました。
ハエドクソウという名は確かに気の毒ですね。別名があるかどうか、調べてたのですが、分かりませんでした。アメリカハエドクソウは英語でlopseedというのですが、種子が垂れているという意味でしょうか。これもそっけない名前です。属名のPhryma はアメリカインディアンが使っている名からきたらしいとか。フリマちゃんではいかがですか。
エフ・エム
2008/08/03 10:04

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