道草の時間

アクセスカウンタ

zoom RSS 斑入りツバキと枝変わりの花

<<   作成日時 : 2009/04/04 22:34   >>

ナイス ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 6

枝変わり(芽条突然変異)を生じたツバキの花を公園で見つけました。一枚目の写真に示します。このツバキの花の花弁は、本来、白地に赤の斑入りです。ところが、枝変わりした花は全体が赤です。ちょうど斑入りの花と枝変わりの赤い花が上下並んで咲いていましたので、おもしろい被写体と思い、写真に撮りました(一枚目)。

このツバキの斑入りは、トランスポゾン(動く遺伝子)によるのではないかと思われます。赤い色素の合成に必要な遺伝子の一つ(仮に赤色遺伝子とする)にトランスポゾンが入り込んで、赤色遺伝子が機能せず、花弁の地が白くなる。しかし、そこからトランスポゾンが他所に移動すると、赤色遺伝子の機能が回復し、その部分が赤い斑となる。このトランスポゾンの移動は、花弁の発達の早い時期や遅い時期にあちこちの細胞で起るので、大きな斑や小さい斑が入り混じるというわけです。

さらに、花が生じる以前に、枝の細胞の中でトランスポゾンの移動が起ったとすれば、その細胞から発達してできた枝の花は、もはやトランスポゾンが入っていない赤色遺伝子をもっていますがら、花弁全体が赤くなります。つまり枝変わりです。

しかし、以上は全く推測によるもので、実験によって実証されなければ、どうしようもありません。因に、アサガオのトランスポゾンによる斑入りは、実験によって実証されています。

画像

斑入りツバキと枝変わりの赤い花



画像

画像

画像

斑入りツバキ三種




にほんブログ村 花ブログへにほんブログ村 花ブログ 季節の花へ







テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
ナイス ナイス ナイス
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
なぁ〜るほど・・・・
素人にも何となく理解できそうな
解りやすい説明で、とっても参考になります
遺伝子が強いとか弱いとか、先祖帰りとか
赤花から枝をとるなとか・・・
漠然と考えていた頭の中が、
ちょこっとスッキリ・・・・・・
お散歩途中の、いろいろな花の見方が
変わってきそうです。
yajiro
2009/04/05 07:58
yajiroさん、コメントありがとうございました。
斑入りには、ほかにウイルスの感染や、葉緑体またはミトコンドリアの中の遺伝子の突然変異によっても起るので、トランスポゾンによると断定することは全くできませんが、何となくトランスポゾンくさい感じがするのです。
木本の遺伝学は、世代が長いので、よほど若い頃から研究を始めないと、こちらの寿命がもちませんね。分子生物学的なアプローチはあると思いますが。
エフ・エム
2009/04/05 11:59
私の実家の椿とよく似ています。 枝変わりというんですね。とても不思議に思ってました。

トランスポゾン、興味深く読みました。遺伝子って動くんですね。すごく納得しました。エフエムさんの推測が実証できるといいですね。
風さん
2009/04/06 14:13
初めまして。
コメントありがとうございます。
私は写真が好きなので旅行に行くと写真ばかり撮っています。また遊びに来ますので宜しくお願いします。
dragon pearl
2009/04/06 14:14
風さん、コメントありがとうございました。
普通の遺伝子は決して動くことはないのです。トランスポゾンは普通の遺伝子と同様、DNAの配列なのですが、普通の遺伝子と違って、染色体上の他所に移動することができるのです。
植物のトランスポゾンの研究は非常に進んでいるのですが、ツバキでの研究があるかどうかは知りません。
エフ・エム
2009/04/06 18:13
dragon pearlさん、コメントありがとうございました。また、気持玉によって評価くださいまして、嬉しく思います。
貴ブログは、とても楽しいですね。そちらにも遊びにまいります。
エフ・エム
2009/04/06 18:17

コメントする help

ニックネーム
本 文
斑入りツバキと枝変わりの花 道草の時間/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる