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zoom RSS アキノエノコログサについて

<<   作成日時 : 2009/08/30 23:00   >>

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アキノエノコログサ (Setaria faberi Herrm.) が群落をつくっています。この季節にもっともありふれたイネ科の1年草で、エノコログサ(7月13日のブログ記事)にそっくりの植物です。エノコログサもまだ野原や道ばたに繁茂しているのですが、外観で見分けるのは難しそうです。

しかし、アキノエノコログサにはエノコログサと異なるはっきりした特徴があります。それは、小穂の第2苞頴の相対的な長さです。エノコログサの第2苞頴は、小穂と同じ長さで、小花(第2小花)を完全に覆っているのですが、アキノエノコログサではこれが相対的に短かく、第2小花の上部を覆いきれないのです。ちょっと分かりにくいと思いますので、写真で説明します。

エノコログサと同様、アキノエノコログサももとは東アジア温帯、暖帯に原産する植物ですが、現在は世界各国に広まっているようです。

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アキノエノコログサ



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第1苞頴の背側から見た小穂



アキノエノコログサを含むエノコログサ属の小穂は1小花のみ含むように見えますが、実際は2小花を含みます。第1小花はごく貧弱で不稔、第2小花は両性花で実がつきます。上の写真に見える護頴は、貧弱な第1小花の護頴。この裏側に第1小花の本体があります。


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第2苞頴の背側から見た小穂



アキノエノコログサでは、第2苞頴の長さが相対的に短く、上部に第2小花の背(護頴)が露出しています。これに対し、エノコログサでは、第2苞頴は長く、第2小花の背をすっぽり覆っています(写真は撮っていません)。これがエノコログサとアキノエノコログサの最もはっきりした区別点です。


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キンエノコロの群落もきれいです



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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
アキノエノコログサ、初めて知りました。
見分け方の説明難しかったです。説明文はよくわかったのですが、植物の専門用語の漢字が読めませ〜ん(汗)
同属でよく似た植物も、よく見るとそれぞれの個性をちゃんと持っているんですね。

キンエノコロの写真すごく気に入ってます。
風さん
2009/08/31 22:11
こんばんは
イネ科の用語は難しいです。
また勉強しなおします。
秋らしい草ですね・・・
YAKUMA
2009/08/31 23:11
風さん、コメントありがとうございました。
イネ科の花特有の用語があるので、分かりにくいかもしれませんね。読み方は、小穂(しょうすい)、苞葉(ほうよう)、小花(しょうか)、護頴(ごえい;外花頴、外頴ともいう)、内頴(ないえい;内花頴ともいう)。
穂の最小単位を小穂、小穂の中の個々の花を小花といいます。
イネ科の場合、花被(がくや花弁)は小さな鱗被(りんぴ;鱗皮とも書く)に変化していて、内頴の内側にあり、開花時に護頴と内頴を外側に押し開く役目をしています。
ともかくややこしいですから、また何かの機会に説明をつけたいと思います。
エフ・エム
2009/09/01 09:12
YAKUMAさん、コメントありがとうございました。
イネ科は最も進化の進んだものの一つで、とくに花は他の植物と著しく違って見えますね。基本的には同じなんですが。
風さんへのコメントの中に少し説明を入れておきました。多少ともお役に立てば幸いです。
エフ・エム
2009/09/01 09:19
テルツマさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2009/09/01 13:27
先日はリンクができなかったにもかかわらず
お訪ねいただきありがとうございました。
エノコロにアキノとつくのがあるなんて初めて知りました。
外見では判別が難しいとのこと。
アキノとつくからには秋が最盛期?
あれ、普通のはどうだったかしら。
なんだか1年中見かけるような気が^^
エフ・エム さんは野の花が大好きなんですね。
とても詳しくて姫にはチンプンカンプン。
これからいろいろ知りたいです。
池田姫
2009/09/01 18:12
池田姫さん、コメントありがとうございました。
図鑑にはエノコログサの花期は7〜9月、アキノエノコログサは8〜11月とあり、両方合わせると、7月から11月頃まで咲いていることになります。また、開花の前に穂をだしており、花が終わってからもかなりの間実をつけていますので、ほとんど1年中見かけるような気がなさるのでしょうね。
イネ科に凝ると、なかなかおもしろいのです。
エフ・エム
2009/09/01 19:50
Tatehikoさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2009/09/01 19:52
エノコログサは、大きいのや小さいのや、長いのや短いのや、いろいろあるのは知っていますが、どれがどれやら見分けるのは簡単ではありませんので、私にとってはみんなエノコログサです。
かわいい犬の尻尾・・・好きな草のひとつなので、見つけると写真を撮りますが、このように観察したことはありませんでした。
さとみ
2009/09/02 00:43
さとみさん、コメントと気持玉をありがとうございました。感覚的にはどれもエノコログサですね。あるいはネコジャラシ。あれでコネコをじゃらすと、おもしろいですね。
エフ・エム
2009/09/02 13:10
お早うございます。

えのころ草って何故か小さい頃が懐かしくなります。
今はわが家にねこちゃんが居まして、どんなねこグッズやおもちゃも、このえのころ草にはかないません(*_*)
ねこちゃんはなぜ、あんなに反応するのでしょうか?
…と、いうわけで家には常にエノコロ草がありますo(^-^)o

あれ?真夏はなかったかな?
木曜日の帰り道
2009/09/03 09:40
木曜日の帰り道さん、コメントありがとうございました。
あの穂の垂れ具合といい、ぼさぼさ生えた毛といい、ねこちゃんを魅惑するのにうってつけですね。肉球丸出しで遊びます。
ねこがいると、エノコログサも雑草ではありませんね。
エフ・エム
2009/09/03 11:39

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