道草の時間

アクセスカウンタ

zoom RSS コニシキソウの花

<<   作成日時 : 2010/09/14 08:54   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 12 / トラックバック 0 / コメント 25

散歩にも出ず、家でぶらぶらしていると、ブログネタが見つかりません。そこで、何かないかと庭に出てみました。猛暑つづきで、庭の植物はみなあわれな格好をしています。

そんな中、雑草だけは猛暑をものともせず、庭のあちこちにはびこっていました。メヒシバ、スベリヒユ、コニシキソウ・・・。そうだ、今日の記事はコニシキソウにしよう。

コニシキソウ (Euphorbia suspina Rafin.) は、庭や道ばたや畑のへりなどに生えるごくありふれた植物。地面をべた〜と張っている小さな植物で、茎をちぎると白い乳汁を出します。夏から秋、庭の草取りでもっともおなじみの雑草です。

コニシキソウに近いトウダイグサ属の普通種にニシキソウ (E. pseudochamaesyce Fisch., Meyer et. Lallem.))とオオニシキソウ (E. maculata L.) がありますが、コニシキソウとオオニシキソウは北アメリカ原産の帰化植物で、ニシキソウは在来種です。例にもれず、帰化植物2種のほうが在来種より勢いがよいようです。

コニシキソウは小さくて、花はさっぱり目立ちませんが、ルーペや実体顕微鏡で見ると、トウダイグサ属に特有な杯状花序が見られます。花序全体の長さは1ミリぐらいですから、ずいぶん小さい花序です。

コニシキソウをにっくき雑草と思われている人は多いと思いますが、褐色の斑紋のある小さな葉をもつこの植物は、案外可愛らしく見えることもあります。

画像

おなじみの雑草、コニシキソウ



画像

拡大すると、杯状花序が見られます



画像

実体顕微鏡で花序を覗いてみました

雄しべの一つ一つが雄花、雌花は雌しべだけでつくられています
雄花と雌花は杯状器官の中から出ています
花びらのように見えるのは花びらではなくて腺体、蜜腺がついています



以前ブログに載せたトウダイグサノウルシも杯状花序をもつ仲間です。

ついでに、他のトウダイグサ属の写真も載せておきます。いずれも昨年撮った写真です。


画像

画像

オオニシキソウ



画像

ショウジョウソウ



画像

ハツユキソウ



にほんブログ村 花ブログへにほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 12
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス
驚いた
面白い
かわいい

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(25件)

内 容 ニックネーム/日時
おっしゃるとおり今年の暑さで私の庭の植物も大分やられましたが、コニシキソウだけは勢力を拡大しています。
本当に強いですよね(^^)
松の陰
2010/09/14 16:25
こんにちは。
うちの庭でも同様で、コニシキソウは暑さをものともせず、とても元気です。
なかなか根こそぎ抜けないうえに、手に乳汁が付くと、ベタベタするし。。。
でも、花はよく見ると結構可愛くて憎めないんですよね。^^
みちくさケロ太
2010/09/14 16:54
エフ・エム様
また元気になられてよかったです。しばらくはお大事にしてくださいね。またいろいろ勉強させてください。
宮城野
2010/09/14 22:22
松の陰さん、コメントありがとうございました。
ちょっと外出したら、道ばたにコニシキソウばかりが目につきました。あの活力はどこからくるのでしょうね。
エフ・エム
2010/09/15 11:33
みちくさケロ太さん、コメント、気持玉をありがとうございました。
今年の猛暑と乾燥で分かったことは、コニシキソウの耐熱性、耐寒性の強さでした。この生命力の原因を知りたいものです。
今花盛り。目立たないけれど、無数の種子をつくっています。
エフ・エム
2010/09/15 11:44
宮城野さん、ありがとうございます。
おかげさまで、大分元気になりました。
ブログはあまりとぎらさないようにしたいと思います。
エフ・エム
2010/09/15 11:47
Turf-Runnerさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2010/09/15 13:24
こんにちは。拙ブログに逗留いただき有難うございました。
草花にこのような姿勢で対峙されますのを拝見したのは初めてのように思います。早速お気に入りにチェックしました。
コニシキソウは初見の花ですがこうした雑草のテリトリーは私も特別な関心があります。今後いろいろ教えていただく事になろうかと存じますがご指導宜しくお願い申し上げます。
目黒のおじいちゃん
2010/09/15 16:25
コニシキというと、つい、かつての巨漢力士・小錦を連想してしまいますが、コニシキソウは、ちっちゃい草ですね。でも、暑熱にも寒冷にも耐える強靭な草なのですね。
実体顕微鏡によるていねいな解説は、いつもながら、とても勉強になります。
さとみ
2010/09/15 19:37
こんばんは
コニシキソウ、我が家の玄関先の道路と縁石の隙間からたくさん生えていました。
本当に小さな花ですね。
ここまで普段観察できないので、とても勉強になりました。ありがとうございます。
YAKUMA
2010/09/15 22:38
先生、うれしく再開第二回の御記事を拝読しました。
ありがとうございます!

トウダイグサ科の植物の共通点、興味深く思いました。
その科で私が最も馴染みなのはオオバベニガシワです。
それにも杯状花序はあるのでしょうね。
不熱心なものですから、憶い出せません。^^;)
また季節になったら、観察してみようと思います。

mnemo
2010/09/16 06:35
目黒のおじいちゃん、コメントと気持玉をありがとうございました。
急に涼しくなりましたね。今日は朝から大雨。こんな日の方が気持が落ち着きます。
トウダイグサ科の代表種トウダイグサと比べると、コニシキソウはすがたも大きさも全然違うのに、花を比べるとコニシキソウはトウダイグサの極端な縮小版。とてもおもしろく思っています。
エフ・エム
2010/09/16 08:14
さとみさん、コメントありがとうございました。
巨漢力士小錦を連想! 笑いがこみあげてきました。
小錦さん、たしか今はコニシキといっていますね。
小さいからコニシキ、大きくてもコニシキ。
・・・もう止めます。
エフ・エム
2010/09/16 08:26
YAKUMAさん、コメントありがとうございました。
コニシキソウは石の割れ目でもコンクリートの継ぎ目でも生えていますね。こういう場所の占有率の大きさは、年の前半はツメクサ、後半はコニシキソウでしょうか。
苦し紛れのブログネタでした。
エフ・エム
2010/09/16 08:32
mnemoさん、コメントありがとうございました。
貴ブログにて過分のお言葉をいただき、恐縮しております。名刺代わりの素敵な音楽も聞かせていただきました。爽やかな風を感じました。
また、グリニッジ天文台が選んだ天体のオーディオスライドショウを紹介下さいましてありがとうございました。そのすばらしさに感嘆いたしました。
また訪問させていただきます。
オオベニガシワはやはりトウダイグサ科ですが、トウダイグサ属ではなく、オオベニガシワ属で、同じ株に雄花と雌花を別々につくります。したがって杯状花序はつくらないです。
エフ・エム
2010/09/16 09:02
おはようございます。
コニシキソウは良く目にしますが、実際に写した事は有りません。
身近な足元の野草もじっくり見なくてはいけないとエフ・エムさんに改めて教えられた気持ちが致します。
良い勉強になりました。
有り難うございました。
kako狸
2010/09/16 09:34
あります、あります、はびこっています。
アメーバのように^^
花らしきものは小さいですよね。
花びらじゃないの?後は見えないよ。
実体顕微鏡で見るとこういうふうになっているんですね。
昨日初めてメガネを作ったのです
商品などの小さな字が読めないーー、
こういう花も良く見えるかも。
池田姫
2010/09/16 16:50
kako狸さん、コメントと気持玉をありがとうございました。
いつも美しく珍しい植物を拝見し、それぞれの植物が生きている生態系の大切さを思っております。これからもいろいろな山草、野草の花やその周辺の写真を見せて下さい。とても楽しみにしています。
122.134.87.182
エフ・エム
2010/09/17 07:50
池田姫さん、コメントありがとうございました。
アメーバですか。そういえばアメーバみたいですね。
花びららしきものは、杯(というより壷かな)に似たもののふちにできている腺体の一部。変な花ですね。
オオニシキソウの花はもうすこし大きいので、メガネで充分見えるでしょう。
エフ・エム
2010/09/17 08:04
相撲取りの小錦をイメージして、小ささに笑がこぼれました。
オオニシキの対だったのですね。
小さな花なのに、ちゃんと蜜腺もあるんですか
単なる雑草と片付けないで、よく見ると自然の造形に感心します。
T&M
2010/09/17 12:19
T&Mさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
ブログを書きながら、小錦関のことは全然思い浮かびませんでした。コニシキソウからすぐ連想できるなんて、連想の天才と思いました。
名の由来は、在来種にニシキソウというのがあって、外国から小さいのと大きいのが入ってきたので、コニシキソウとオオニシキソウと命名されたようです。在来のニシキソウが一番弱いところは、今の相撲界に似ています。
エフ・エム
2010/09/18 07:48
コニシキソウはあちこちで見かけますが、顕微鏡写真で見ると、また違った趣ですね。
小梨
2010/09/21 21:36
小梨さん、コメントありがとうございました。
コニシキソウの花にはアリがくるようです。
アリに似合った小さな花ですね。
エフ・エム
2010/09/22 07:21
hummingさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2010/09/28 18:57
まんじゅ猫さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2010/09/30 08:31

コメントする help

ニックネーム
本 文
コニシキソウの花  道草の時間/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる