道草の時間

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zoom RSS クリの雌花

<<   作成日時 : 2011/06/24 13:30   >>

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まだまだと思っていたのに、じめじめとした蒸暑さを伴って、はやくも節電の夏がやってきました。散歩に出る元気もありません。まだまだアジサイの季節は続きますが、数日前まで、枝を覆うように咲き、異臭を漂わせていたクリの雄花もそろそろ役目を終えているかと思います。

数日前、梅雨の晴間の散歩で、クリの雌花を探してみました。雌花は雄の花穂の基部近くに見つかりました。大げさな雄花と異なり、雌花はなんとつつましやかなことか。以前から思っているのですが、クリの木ってなんであんなにたくさんの雄花をつけるのだろう。雌花の数とまったくバランスがとれていないように感じます。「娘一人に婿八人」という言葉がありますが、「娘一人に婿無数」です。

ところで、上に「雌花」としたのは、正確には「雌花序」とするのが正しいようです。総苞(将来「いが」になる)の中には、3つの花によって構成される花序があります。

画像

雄花の房がいっぱいのクリの木

(クリの木の全体像が今年はうまく撮れなかったので、
2008年に撮った写真を引っぱり出して貼付けました)



画像

これは先日撮ったもの

矢印の先に雌花序があります



画像

上の写真を拡大しました



画像

枯れた雄花序の基部の雌花序

こちらも受精を済ませているかも知れない



総苞の上に出ているのが花。3つの花が近接しています。それぞれの花の中には雌しべがあります。花の先端に針状の花柱があり、ここで受粉します。(この花柱は成熟した栗の頂端にくっついていることもあります。)総苞はのちに「いが」になり、栗の実が成熟すると4裂して開きます。栗の実の表の皮は果皮で、子房に由来します。渋皮は種皮、つまり渋皮で包まれた部分が栗の種子です。中には芽と根の原基と子葉があります。われわれがおいしく食べているのは、澱粉や栄養分をたっぷり含んだ子葉です。

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コメント(42件)

内 容 ニックネーム/日時
丁寧な解説を拝読させていただきました。合点です。
目黒のおじいちゃん
2011/06/24 19:26
今はクリの花が真っ盛りなもの、終えたものなどいろいろです。
花は花で雄花とか雌花とか考えたことなかったです。
気づいていたのが雄花で、見たこともないのが雌花!
えっ 栗の実ができるのはどこですか?
雄花?
先日、姫はそんなこと考えもなしに栗の花に集うチョウを撮っていました^^
池田姫
2011/06/24 21:53
こんばんは
そうですか、何となく食べていましたが、あれは子葉なのですね。
近所には栗林がたくさん残ってます。
栗拾いをできるところもあり、身近な花ですが、先日雌花を探しきれませんでした。
この記事を参考にさせていただきます。
YAKUMA
2011/06/24 22:33
栗の白い花は見たことがありますが、これが雌花か雄花か気にしたことが無かったです。
ほとんどが雄花だったのですね
栗のいがも総苞で、もうすでに出来ているとは
実の後から生えてくると思ってました
勉強になりました
T&M
2011/06/24 22:42
eijiさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/25 07:14
目黒のおじいちゃん、コメントと気持玉をありがとうございました。
秋まで、クリの実の成長ぶりを追ってみようと思っています。
エフ・エム
2011/06/25 07:18
hanasakuさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/25 07:20
池田姫さん、コメントありがとうございました。
雄花はすごいですね。この季節の風物です。見なくても咲き出したことが分かる。
チョウがきますか。それは気がつきませんでした。雌花、あれでもチョウを惹き付けるのかしら。
エフ・エム
2011/06/25 07:30
YAKUMAさん、コメントありがとうございました。
植物には発芽のとき、イネのように胚乳から栄養をうけとるものもあるし、クリや豆のように、子葉の発芽の栄養を貯め込むものもあり、それぞれの進化の過程がおもしろいです。
クリの花、ご近所ではまだ咲いていますか。
エフ・エム
2011/06/25 07:54
T&Mさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
雄花が目立ちすぎですね。雌花の花序はなんとよんだらいいのか分からないけれど、雄花序は尾状花序。先がちょっと曲がっているのもあって、ニャンコの尻尾を思わせます。
雌花の総苞、早くも棘らしいものを持っていて、準備怠りなし。成熟するまで、実をがっちり護っているところがすごいです。
エフ・エム
2011/06/25 08:07
あの栗の花の匂いは頂けませんね、先日まで栗では無くて小楢の花の匂いがしていたのも終わりました。
栗と同じような匂いで辟易して居ました。
凡その事は分かって居たのですが此処まで詳しくは知らなかったので勉強に成りました有難うございました。
tabibito
2011/06/25 09:53
クリの花は遠くから「すごい迫力!」と思って眺めたことはありますが近くで見たことはありませんでした。こんなに華奢な雌花と雄大な雄花の組み合わせなんですね!
これでは花粉も大量では?と思って検索するとやはり「クリ花粉症」もあるようです。クリは虫媒花ながら花粉が小さいので風に飛ばされ花粉症の原因になり得るようです。
夕菅
2011/06/25 17:43
私も先日栗の雄花UPしましたが
後日雌花を確認しに行ってきました。
マジマジと観てみたらお写真のような雌花を発見!
これかぁ〜イガグリになるのは・・・と納得しました。
やっとあの香りから開放されますね。やれやれ。。。
あっこちゃん
2011/06/25 20:52
tabibitoさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
あの匂い、梅雨と重なって不快ですね。少しおさまった頃を見計らって写真を撮りました。
コナラの花も同じ匂いなんですか。そういえば、コナラの花は撮ったことがありませんでした。来年の課題にしましょう。
エフ・エム
2011/06/26 07:37
totoさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/26 07:39
ジュンチーさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/26 07:42
kemochimeさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/26 07:45
秋田の地酒えのもとさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/26 07:49
テッドさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/26 07:50
慶さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/26 07:51
夕菅さん、コメントありがとうございました。
クリの花粉も花粉症の原因になるのですか。知りませんでした。ありがとうございます。臭害と花粉症のもと! でも秋の味覚を期待して、がまんしましょう。
虫媒花で風媒花。セイタカアワダチソウもそうでしょうか。でも、虫媒花を止めて風媒花専門に進化したいなどという了見を持たないで欲しいものです。
エフ・エム
2011/06/26 08:01
I子さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/26 08:14
あっこちゃん、コメントありがとうございました。
クリの花の臭いがひどいときには、近づく気になれませんね。せいぜい遠くから写すだけです。写真だけでも、臭いがただよっているような気がしてしまいます。
遠慮がちな雌花も、いがぐりになる。考えてみると、非常にユニークな雄花、雌花です。
エフ・エム
2011/06/26 08:20
あのホワホワの長ーい花がどうやって栗になるんだろうと不思議でしたが、おかげさまで謎が解けました
satukineko
2011/06/26 09:18
なるほどです。
栗の花をしっかり見てみます。
私はまだまだ写して名前を覚える段階です。
勉強になります。
かなた
2011/06/26 15:24
satukinekoさん、コメントありがとうございました。
雄花の房ばかり目立ち過ぎですね。ブナ科の植物は大抵こんなです。
エフ・エム
2011/06/26 17:28
マシュマロさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/26 17:30
かなたさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
クリの雌花はちょっと可愛いですが、相当変わっていますね。とげだらけの着物は少し武装しすぎです。クリの勝手ですけど。
エフ・エム
2011/06/26 17:37
ケロ太さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/26 17:40
生家では高原状の火山灰地に、山の下から水をくみ上げて水田化工事をしたのでしたが・・・稲の減反政策が導入されて、また荒れ地になってしまいました。
そこに導入されたのが丹波栗でした。
この花の匂いが嫌いで農作業の手伝いを逃げ回っていたことが思い起こされます(大笑い)
Tatehiko
2011/06/27 09:24
一つに見える雌花が実は3つの花の集まりだったんですね!
小梨
2011/06/27 12:56
bt9さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/27 15:58
ほたるさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/27 16:00
Tatehikoさん、コメントありがとうございました。
稲の減反では皆様ご苦労されたようですね。なるほど、丹波といえば、高品質の丹波栗が有名ですね。
ここいら、茨城県南も栗畑が多くあります。あの臭いはすごいですね。
エフ・エム
2011/06/27 16:07
小梨さん、コメントと気持玉をありがとうございました。
総苞の中に通常3花がありますが、1つまたは2つの花は実のらず、しいなになる場合が多いです。1つだけ実ると、まるまるとした実になりますね。
エフ・エム
2011/06/27 16:13
畑の栗の花も今が一番臭うので蒸し暑さと共に不快度を増していますが、秋の美味しい収穫を思うとこれも我慢ですね(^^;
それにしても本当に雄花と雌花のバランスが取れていないですが、それだけ受粉しにくいということなんでしょうか・・・。
松の陰
2011/06/28 09:35
ほたるさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/29 08:21
hideさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/06/29 08:24
松の陰さん、コメントありがとうございました。
クリは雌花に比して雄花が多すぎると思うのは、こちらの勝手でしょうか。あれだけの雄花を必要とするというのが、進化の結果なのかも知れないですね。クリの木にとっては、かなりのエネルギーを必要とする仕事でしょう。
エフ・エム
2011/06/29 08:31
おばブーさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/07/05 10:51
こんにちは!
先月、ほたるの撮影にでかけた 京都の丹波町は丹波栗の産地でした。ほたるの飛ぶ頃に栗の花も咲くそうです。栗の花房(雄花の房)から雌花を見つければよかったと 今になって思います。エフ・エムさんの記事を読んでからでかければよかったのですが・・・、残念!
とても勉強になりました。
生駒の麓
2011/07/08 12:58
生駒の風さん、コメントありがとうございました。
なるほど、丹波栗の産地でしたね。咲いていましたか。
頭の中では、ホタルと栗の花は違いすぎて結びつかないですが、季節はぴったり一致しているのですね。
もうそろそろ、小さな栗が育ちつつあるでしょうか。散歩のとき、また見てみようと思っています。
エフ・エム
2011/07/09 13:35

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