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zoom RSS 木場公園帰化植物見本園の花(1)

<<   作成日時 : 2011/10/22 20:17   >>

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前回述べた帰化植物見本園で見た花または実のついた植物の写真を並べます。和名のアイウエオ順に載せてゆきます。

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アザミゲシ (Argemone mexicana L.)



アザミゲシはフロリダ、メキシコ、南米原産で、1年または2年生のケシ科植物。日本帰化植物図鑑第2巻(全農教)は、江戸時代末期に観賞用に渡来し、まれに逸出することがあると述べています。

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アメリカツノクサネム
(Sesbania exaltata (Raf.) Rydb. ex A.W.Hill)



花は見られず、成熟した実がついていました。

アメリカツノクサネムは、つるにはならず、草丈1〜3メートルの1年生マメ科植物。原産は、見本園の名札にはヨーロッパとあり、上記図鑑第1巻には熱帯アメリカ、USDAのデータベースGRINでは北米とあり、まちまちです。上記図鑑によれば、1953年に愛媛県松山市で見出され、本州中央部以西に散発的に発生しているそうです。

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アラゲハンゴンソウ
(Rudbeckia hirta L. var. pulcherrima Farw.)



アラゲハンゴンソウは北米原産のキク科の2年生草本。別名キヌガサギク。第二次世界大戦前から北海道の牧場で知られ、現在は山岳道路沿いなどにごく普通に見られるそうです(上記図鑑による)。北海道では外来種のワースト100に入れられているようです (http://bluelist.ies.hro.or.jp/db/detail.php?k=08&cd=610)。

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イヌヒメコヅチ (Salvia reflexa Hornem.)



イヌヒメコヅチは北米原産のシソ科1年草。1955年に三重県津市で見つかり、関東地方以西で散発的に見出されているそうです(上記図鑑)。

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エビスグサ (Senna obtusifolia (L.) H.S.Irwin et Bameby



成熟した実がたくさんついていました。花もわずかに見られましたが、花期は夏だそうです。

1年生のマメ科植物ですが、原産地はどこでしょうか。名札には北アメリカ、上記図鑑には熱帯アメリカ、朝日百科「世界の植物」には熱帯アジアとあり、GRINには throughout tropic and warm-temperature regions とありました。これでは全然分かりません。日本には江戸時代に中国より薬用として渡来し、本州〜南西諸島に生育するそうです(上記図鑑)。種子はハブソウとともに、はぶ茶に使われるとのこと。

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カンザシイヌホオズキ (Solanum sp.)



原産地不明の1年生または短命な多年生のナス科草本で、1964年に千葉県柏市で見つけられ、以後関東以西に広く知られるようになったそうです(上記図鑑)。

イヌホオズキの仲間では、果序が花の枝上の1カ所または数カ所から垂れるようについているのが普通ですが、カンザシイヌホオズキの果序は、1カ所から上向きについています。

カンザシイヌホオズキは上記図鑑には学名が不明で、Solanum sp. としています。一方神奈川県植物誌2001には、本種は果序が上向きにつく以外はテリミノイヌホオズキ (S. americana Mill.)と大きな違いはなく、その中の一つの変異なのかも知れない旨が述べられています。

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キクヂシャ (Cichorium endivia L.)



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キクニガナ (Cichorium intybus L.)



キクヂシャとキクニガナは花だけ比べてもほとんど区別がつきません。葉や茎を写してくればよかったのですが、うっかりしました。名札に従ってそれぞれの花を載せておきます。

キクヂシャはエンダイブとよぶ方が分かるかも知れません。キク科多年生1年生草本。原産地は北アフリカ、西アジア、ヨーロッパ。

キクニガナはやはりチコリーとよぶ方が一般的でしょうか。キクヂシャと同属の多年生草本です。原産は北アフリカ、アジア温帯および熱帯、ヨーロッパ。

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キダチコンギク (Aster pilosus Willd.)



キダチコンギクは北アメリカ原産のキク科多年生草本。シオン属ですから、シオンやノコンギクと同属です。日本には朝鮮戦争の時北九州に渡来したとされ、四国、東海地方に広がっているそうです(上記図鑑)。

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コガネタヌキマメ (Crotalaria assamica Benth.)



コガネタヌキマメはアジア温帯と熱帯に原産するマメ科1年草。図鑑になく、情報不足です。

次回につづく



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コメント(23件)

内 容 ニックネーム/日時
エフ・エムさん、こんばんは〜
帰化植物園があるのですね!!
キクヂシャは、カワヂシャと仲間ですか?
つづき楽しみにしています。
三千子
2011/10/22 22:50
チコリー(キクニガナ)とエンダイブ(キクヂシャ)がここに登場するとは意外でした。
高級野菜として販売されているのはそれらを軟白栽培したものだったのですね。
共に淡いブルーの美しい花ながら、チコリーは多年草、エンダイブは一年草とか。
種子も販売されているようですので、一度育ててみたくなりました。
夕菅
2011/10/23 00:18
はじめて見るものばかりです。
どれも日本の同じ仲間と似ているけれど、大きかったり、トゲがあったり、ちょっと激しい感じの印象がありますね^^;
チコリー綺麗ですね。イヌヒメコヅチもシソ科らしく可愛いお花です。
humming
2011/10/23 00:47
ケロ太さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/10/23 07:32
三千子さん、コメントありがとうございました。
帰化植物のコレクションはおもしろいです。
キクヂシャはキク科で、カワヂシャは以前ゴマノハグサ科に入っていましたが、新分類ではオオバコ科です。チシャというのは、サラダに使えるということでしょうか。
ついでにノヂシャ。オミナエシ科といわれましたが、新分類ではスイカズラ科になっているようです。
エフ・エム
2011/10/23 08:07
夕菅さん、コメントありがとうございました。
エンダイブは1年草ですね。間違えておりました。ご指摘ありがとうございました。訂正いたしました。
チコリーは一昨年、散歩道に逸出して咲いているのを見ましたが、その後見ていませんが、帰化植物となる可能性もあるように思いました。
エフ・エム
2011/10/23 08:15
hummingさん、コメントありがとうございました。
アザミゲシというのはおもしろいです。花が咲いていなければアザミと思ってしまうでしょう。
帰化植物が日本の自然の中で在来種を圧倒してはびこるのは困りものですが、こんなコレクションを見ていると、よくぞ日本に来てくれたね、という愛着もわいてきます。けっこう可愛い花が多いですから。
エフ・エム
2011/10/23 08:22
珍しいものばかりです。
カンザシイヌホオズキの果実が上向きにつくのですね。名前にカンザシと付いているのはなるほどです。コガネタヌキマメは温帯と熱帯に原産するからでしょうか 花も実も大きいですね。キクヂシャとキクニガナは花の色が好きですから花壇に植えたいと思ってしまいました。
かなた
2011/10/23 11:50
エンダイブ、チコリーは食べたことがありますが、
キクジシャ、キクニガナだなんて想像できませんね
驚きです。
コガネタヌキマメは立派なマメですね。
枝豆にそっくりですが食べれないのでしょうね
沢山の帰化植物、面白く拝見させていただきました
T&M
2011/10/23 19:17
アザミゲシ、その名のとおり、葉っぱはアザミ、お花は芥子ですね。
どこかでみたことあるお花もありそうだけれど、まだ見たこともないお花もある。
不思議な世界の『帰化植物園』ですね。
あっこちゃん
2011/10/23 19:30
こんばんは
こうして見ると、綺麗な花が多いですね。
逃げ出したりして、在来種を脅かさなければ、問題ないのでしょうね。
アザミゲシは、一度だけ、近所のコスモス畑に咲いているのを見ました。
YAKUMA
2011/10/23 21:50
帰化植物は日本古来の植物に比べて繁殖力が強そうですね。
どうして 日本の植物は弱いのでしょうか?
「アラゲハンゴンソウ」は小さい向日葵みたいで好きな花ですが 北海道ではワースト100に入っているのですね。
キダチコンギクはクジャクソウとよく似ていますね。いつの頃からかクジャクソウをよくみかけるようになりました。
生駒の風
2011/10/24 01:12
ヨッシーさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/10/24 07:23
かなたさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
イヌホオズキの仲間が近頃増えて、どれがどれか見極めるのが難しくなりましたが、これははっきりした特徴があって助かります。かんざしとはうまく命名したものですね。
キクヂシャとキクニガナの花は色がとてもいいですね。
エフ・エム
2011/10/24 07:29
知らない外来植物ばかりです。
キクジシャ、キクニガナはブルーですか。
珍しいくて美しいので、出会ってみたいです。

イヌホウズキは結構見栄のいい草だと思うのですがアメリカイヌホウズキ以外にもいろいろあったのですね。
ちょうど柏市在住ですから、カンザシイヌホウズキは何とか見つけてみたいものです。
上向きにつくのですね。^^
とんとん
2011/10/24 09:22
とんとんさん、コメントありがとうございました。
キクヂシャやキクニガナは空色に近い色ですね。キクニガナには自生しているものに出会ったことがあります。どこか近所で栽培していたのかも知れません。
イヌホウズキは近頃仲間が増えて難しくなってきました。守谷ではアメリカイヌホウズキが断然多いように思いますが、カンザシも見つけたいです。
エフ・エム
2011/10/24 20:14
I子さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/10/24 20:40
アラゲハンゴンソウ、いろいろな品種が出ているルドベキアの原種なのでしょうか。園芸品種の名前ってややこしや。
いろいろな帰化植物、形も独創的で楽しいです。
今年我が家に生えているイヌホオズキ、確認しなくては。
ミセスサニー
2011/10/24 22:45
ヨッシーさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/10/25 07:51
ミセスサニーさん、コメントありがとうございました。
原種か園芸種が逸出したものかどうか、分かりませんが、品種名はついていなかったです。var.pulcherrima自体は、栽培種という記述は見つかりませんでした。
イヌホオズキは、昔はイヌホウヅキとテリミノイヌホオズキを区別しておけばよかったのですが、近頃は外来種がいくつか仲間入りしてややこしくなりました。楽しみでもありますが。
エフ・エム
2011/10/25 08:25
kemochimeさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/10/25 08:27
マシュマロさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/10/26 08:30
naominさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2011/10/27 08:10

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