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zoom RSS 英国の植物園における日本の絶滅危惧植物種の保存

<<   作成日時 : 2012/03/04 13:42   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 62 / トラックバック 0 / コメント 36

以前、mnemoさんから私のブログへのコメントで、BBCニュースの興味深い記事を紹介いただいたことがあります。
http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-15019834

それは、現在日本では絶滅が危惧されている多くの植物種が英国の植物園や庭園に現存し、栽培されているというものです。

この中でトピックとされているのは、日本では絶滅してしまったとされるソロハギ (Fleminga strobilifera (L.) R.Br.) と、オオイワヒメワラビ (Hypolepis tenuifolia (G. Forst.) Bemh.) が英国では栽培されていることです。実際に日本のレッドデータを検索してみると、上2種は絶滅とあります。

ソロハギとはどんな植物なのか、画像は見つからず、情報も少ないのですが、沖縄県のホームページによれば、高さ1.5mに達するマメ科小低木で、複合花序に淡黄色の花が総状につということです。以前の県内分布は伊江島、宮古島、石垣島、西表島ですが、台湾、中国、東南アジア、インド、ヒマラヤ、西インド諸島に分布しているそうですので、種そのものが絶えたということにはならないと思います。

シダ植物のオオイワヒメワラビの分布はGRINデータベースによれば、中国、台湾、オーストラリア、ニュージーランドとあり、これも種そのものは生きていると思います。

それはそれとして、この記事は、英国では日本のフローラへの関心が非常に高いことを示しているように思います。そこで、この記事のもとになったと思われる植物園自然保護国際機構 (Botanic Garden Conservation International; BGCI) の I. Whitton and S. Sharrock によってWeb上に載せられた報告書に目を通してみました。
http://www.bgci.org/files/Worldwide/News/Sept_Oct11/japanese6web.pdf

かれらの認識では、日本はアジア太平洋領域における生物多様性のホットスポットです。この多様性は、日本列島が南部亜熱帯から、中央の温帯、北部亜寒帯に至る多様な気象条件や、列島の面積の70%が山と森が占め、中央には高山も存在し、そんな環境の多様性によるものです。

ところがこの豊富な多様性をもつ日本のフローラは次第に破壊され、今やその保全が危惧される状態になっていると彼らは指摘します。植物多様性の衰退は、経済、社会の発展、集約的な農業への変化、都市の拡張やそれに伴うインフラの整備などによってもたらされたとしています。

この報告書には書かれていませんでしたが、私が思うに、外来植物の猛威にさらされていることも、在来種の衰退の大きな原因の一つでしょう。

このような植物多様性の連続的な喪失をを止めることは緊急の課題です。そこに登場したのが、国連の生物多様性条約(CBD)の国際的なプロジェクト世界植物保全戦略(The Global Strategy for Plant Conservation; GSPC)です。2002年にはGSPCの第1回の会議がもたれ、植物多様性保全のための16の目標が2010年を目途として作られ、日本もその戦略を実行することになりました。その中で、植物園の役割は非常に重要なものになりました。植物園の役割に大きく関係する目標は、目標8「絶滅危惧植物種の60%をアクセス可能な状態で生息域外(原産国が望ましい)において保全し、それらのうち10%を種の回復・復元事業とする」というものです。日本は2010年までに、この目標に対して一定の成果は上げていると評価されています。

さらに2010年の会議では、目標8は「少なくとも絶滅危惧植物の75%を生息域外(原産国が望ましい)において保全し、少なくとも20%を種の回復・復元事業とする」と改正されました。

GSPCの実行には、財団法人日本植物園協会(JABG)が中心になって、植物園自然保護国際機構(BGCI)と共同で取り組んでいます。この戦略の一環としてBGCI側は英国における植物園や庭園、森林公園などの中で栽培されている日本の絶滅危惧種のサーベイを行いました。このサーベイにはBGCIのデータベースPlantSearchが主として使われています。

その結果、総計2,018種の日本の絶滅危惧種のうち、英国では356種(約18%) が植物園などで保存されていることが分かり、そのうち106種(約5%)が日本では保存されていないものでした。また808種は日本で保存され、英国では見出されないもの、また854種は両国とも保存していないものでした。

報告書には日本の全絶滅危惧種が表によって提示されており、それを見ると、英国で保存され、日本で保存されていない106種の過半数は絶滅危惧IAまたはIBにのレベル、すなわち日本では絶滅に極めて近い種であり、大変貴重なコレクションです。

一方、絶滅危惧植物の各植物園・庭園への分布の分析から、両国とも1カ所または2カ所の植物園・庭園でしか保存されていない種が大部分を占めることも明らかになり、次に評価される2020年までに、両国で保存する種を拡大して行くとともに、セキュリティーのため、それぞれの種の複数個所で保存することが重要であることも分かってきたようです。

ところで、上の文を書き終えて、この記事に合うような写真がないかと思案しました。ふと思いついたのが、昔撮った英国の王立植物園、通称キューガーデンズの写真です。キューガーデンズには二度ほど訪れているのですが、新しい方は写真がなく、40年も前に訪問したときに撮ったものが見つかりました。下はスライド写真からの復元です。さすがに40年も経ちますと、コダカラーがいかに優秀なフィルムであるとはいえ、かなり退色していました。まあ雰囲気だけでもお伝えできればと願っています。

キューガーデンズは世界文化遺産であり、また上記の植物園自然保護国際機構 (BGCI) の本部がここにあります。

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キューガーデンズへの入口:ビクトリアゲート



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シャクナゲの咲く季節でした



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ビクトリア朝に建てられた温室:テンペレートハウス



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シャーロット女王のコッテージ



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キューパレス



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パゴダ



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キューガーデンズに寄り添って流れるテムズ川



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コメント(36件)

内 容 ニックネーム/日時
英国やフランスの人たちが、江戸から明治にかけて
中国や日本の植物を持ち帰るために使ったエネルギーが
大変なものであったことを
最近読んで感慨深く感じました。
現在まで残されている日本の貴重な植物たち、
プラントハントには功罪があったとしても、
たくさんの物語の末に今もそこにあることは
感動的です。
ヨーロッパの文化的に優れている面を強く感じます。
ミセスサニー
2012/03/05 00:28
eijiさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/05 08:42
ジュンチーさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/05 08:43
末摘花さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/05 08:44
ケロ太さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/05 08:45
hideさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/05 08:46
ミセスサニーさん、コメントありがとうございました。
プラントハンターのことは何かで読んだり、テレビで見たりしたことがありますが、あの精神は凄まじいですね。何しろ命をかけての冒険だったようですから。
他国についてはまだよく知らないのですが、英国はその時代に世界の植物を集め、キューガーデンズをとてつもない植物園のコレクションの基礎をつくったわけですね。
生物多様性の保全は21世紀のグローバルな重要課題になりました。
エフ・エム
2012/03/05 08:58
生物多様性の保全、植物に関する英国の熱意はすばらしいですね。
それを紹介されるエフ・エム さんにも敬服します。
40年前のキューガーデンズの復元写真も絵はがきかと思うほど美しく驚きました。
鎖国時代に来日されたシーボルトさんが日本の生物を欧州に紹介された頃から、生物多様性のホットスポットとしての日本に大きな関心が寄せられていたのかもしれませんね。
夕菅
2012/03/05 13:33
こんばんは
日本の環境は、世界でも稀なものだったのですね。
失われたものは、もう戻せません。
悲しいですね・・・
YAKUMA
2012/03/05 21:35
植物園に保存されるような環境であってはならないはずですが、植物園の役割がいまやありがたい存在になっているということでもありますね。
人間が便利さや自分たちの都合でどれだけの生物を駆逐してきているかを改めて感じます。
英国には植物だけでなく、日本の戦車も日本の博物館の閉館で英国に渡り、日本にあった時以上にレストアされて大切に保存されていると聞きます。
植物だけでなく、兵器ではありますが産業遺産まで手厚く保護する英国に見習わなければならないところもあると思います。
その前にやはり生物の多様なすばらしい環境がある日本の国土を悪い方に開発している状態を改めて、植物園でしか見られないなんて状態にならないようにしたいものですね。
松の陰
2012/03/06 09:21
夕菅さん、コメントありがとうございました。
日本が他国の植物多様性の保全にこれほどまでに細かく懸念することはないでしょうが、英国はさすがですね。いかに植物の好きな国民であるかよく分かります。そして好奇心とエネルギー。世界の植物をことごとく集めてやろうという精神。ちょっと真似できないですね。
日本開国の頃、ハイドランジアやアザレヤを見て、人々はさぞ驚いたことであろうと思います。
エフ・エム
2012/03/06 10:40
YAKUMAさん、コメントありがとうございました。
レッドデータを見ると、絶滅種がかなりありますね。悲しいことです。なんとかして、IAやIBレベルのものを絶やさないようにして欲しいものです。植物園に期待すつところ、大です。
エフ・エム
2012/03/06 10:44
松の陰さん、コメントと気持玉をありがとうございました。
生物多様性条約によって、アカデミックなレベルでも、また庶民の間でも、生物多様性の重要性が認識できて、一つの方向ができたことは、遅きに失したとはいえ、なによりのことでした。世界植物保全戦略は遠い目標を絶滅危惧種の自然環境への復元においているのだと思います。100年先か、200年先か分かりませんが、それが現実となるという希望を持ちたいですね。
英国は物を大事にすることでは、どこよりも優れた国とおもいます。見習うべきところは多いですね。
エフ・エム
2012/03/06 10:56
十数年前に 今住んでいるところに越してきて、住宅地のすぐ横を流れる川に飛ぶほたるを見つけたことから「ほたるの川の保全活動」に取り組みました。
田舎育ちの私が、40年ぶりにみたホタルの光は感動的でした。その活動の中で生物の生態系について、生物多様性について初めて考えさせられました。文明の発展、経済の発展の名のもとに 自然破壊をしてきたことは取り返しがつかないことですね。
たかが動植物なんて思っていたら 自分たちも住みにくい環境になってしまいますね。
英国は古いものを守る保守主義的なところから日本のような開発はしなかったこと、貴族が広大な森をもっていたことで 豊かな緑が守られてきたのでしょうか?古いものを大切にする文化はいいですね。
生駒の風
2012/03/06 15:47
えのもと@秋田さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/07 08:22
生駒の風さん、コメントありがとうございました。
ホタルの保護、素敵なことですね。保護しないとホタルは絶えてしまう時代になったのですね。人間の文明は生物たちの犠牲の上に作られたというのは、複雑な思いがします。
人々はやっとその深刻さに気付いて、持続可能な資源の利用を目指すことになったのですが、なかなか思うように行ってはいないようですね。
英国は産業革命の発祥地ですから、自然環境にたいしても大きな影響をもたらしたと思いますが、勉強不足でよく分かりません。自然を愛するという点では見習うべきところが多いですね。
エフ・エム
2012/03/07 08:48
daoさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/07 08:49
I子さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/07 08:50
絶滅の危機にあっている日本の植物が遠く英国の植物園で育っているなんて・・・
すごい事ですね。
細々でもそれらの子孫が増えてくれて、再び又日本の地に根を伸ばせてくれるといいですね。

40年もの前に撮った画像だとは思えないくらいの美しいカラー写真すね。
さすがにフィルム写真。
コダカラーはコダックですよね。
確かコダックは業務を止めたとか・・・でしたよね。
デジカメ全盛ですね。(>_<)
あっこちゃん
2012/03/07 20:57
yasuhikoさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/08 09:46
かなたさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/08 09:47
Tatehikoさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/08 09:47
あっこちゃん、コメントありがとうございました。
この報告書の中で、今後の問題として、英国で保全しているもの保全価値の判断を今後行うことが大切とあります。オリジンをはっきりさせるには遺伝子レベルの研究が必要と思います。また英国と日本の間で、材料や知識の交換、共有が必要になってくるでしょう。
今思うと、フィルム映像にも捨てがたい味がありますね。デジカメが普及して、コダックのフィルムが作られなくなることは仕方ないことかもしれませんが、残念です。
エフ・エム
2012/03/08 10:03
大木に囲まれたコッテーッジが素敵ですね。
シャクナゲってこんなに大きくなるのですか、花月も良くびっくりです。

日本の絶滅種を守り育てているという話、興味深く読みました。
有難いことですね。
それを日本に逆輸入して日本でも保全と言うことにならないのでしょうかね。

エングリッシュガーデンの花が咲き乱れる自然な雰囲気は安らぎを感じます。
とんとん
2012/03/08 14:02
日本の絶滅危惧種がイギリスに?
日本だって残そうと試みたのかもしれません。それかそれほど大事なものではなかった・・・。
あちらで命を繋いでいるということはイギリスに適しているのかも?
なんだか外国にお嫁に行った感じがします。長年外国に住んでいると、日本人とちょっと違った風貌になりますね^^
私としては寂しいような嬉しいような・・・どこででも生きていたらいいような気も・・・。
池田姫
2012/03/08 23:16
日本で保存されてない絶滅危惧種が、英国で保存されてるとは
驚きと幸運を感じます。
英国の植物学、庭園学の歴史の深さには、今さらながら感心しました。
写真の様な、ビクトリア朝の立派な温室が引き継がれ、残ってるのですからね
書かれてるように、BGCIとJABGの連携に期待したいです。
同時に、わたしたちも、絶滅危惧種を含め、植物に関心を持つのも大切だと思いました。
T&M
2012/03/08 23:25
とんとんさん、コメントありがとうございました。
キューは植物園なのですが、それとともに建築物や庭園なども楽しめます。日本庭園もありますが、写真は撮ってなかったみたいです。シャクナゲはとても見事です。イギリス人はこの花が大変好きなようです。シャクナゲの頃行かれるといいですよ。
互いに保全している絶滅危惧種についての交換などは、たぶんこれからの課題になって行くと思います。
エフ・エム
2012/03/09 08:22
彩さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/09 08:26
池田姫さん、コメントありがとうございました。
戦後の日本は開発、開発・・・でしたからね。自然環境の保全なんて考えもしなかった時代がありました。
自然が荒廃して行く様子にやっと気付いたのですね。でも、いまでも、自然環境なんてどうでもいいと思っている人っているのではないでしょうか。
日本が開国して以来、イギリスなどからプラントハンターがやってきて、これは珍しい、あれも珍奇だなどと持っていっtのは、ちょっと小癪な気もしますが、今となっては、それが大事に保存されていることがうれしいです。
エフ・エム
2012/03/09 08:36
T&Mさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
英国はとくに植物保護の先進国で、こういうプロジェクトに率先して取り組む姿には敬意を表します。絶滅危惧植物の保全は各国とも進められていますが、こんなやり方で他の国々との情報の共有が進むといいですね。
古いスライドを見ているうちに、もう一度キューを訪れてみたくなりました。
エフ・エム
2012/03/09 08:47
世界中の植物を見て歩いていると、どの国に行っても山の中で会うのは、イギリス人と日本人ばかりです。それほど両国民は自然を大切にする民族なのでしょうね。
ですが、日本においては自然の荒廃が進んだのは周知の如く、です。キュー植物園との交流は、皆さんが考えている以上に進んでいると思います。イギリスという国は自然保護に関しては先進国で、様々な取り組みを古い時代から行なっています。日本のフロラを知るためには、キューの標本を見ないとはじまらないほど、タイプロカリティーはじめ、様々なものがコレクションされています。生きて栽培されているものは、そんな中のほんの一部に過ぎません。
日本も十数年前から環境省がやっと重い腰をあげましたが、まだまだ絶滅危惧植物に関してはお粗末なものです。近々3回目の見直しリストが発表されますが、少しはマシなものになってきているのか、厳しくチェックしたいと思います。動植物園協会がこの問題に取り組んだのは、あまりにも遅すぎます。植物園で系統保存されることは、私は最終手段の方法だと考えています。国営の
絶滅危惧植物園の提唱者のひとりですが、こんなことを提案しなければならないほど日本の自然は病んできているのです。
みかん
2012/03/10 20:15
みかんさん、コメントありがとうございました。
実体験からのご意見、厳粛に受け止めております。
イギリス人と日本人はどちらも植物好きながら、その多様性への関心がまるで違うようですね。余裕をもって自然を大切にしてきたイギリスの人たちに敬意を表しています。生物学になんの係わりもない人誰もが植物に関する知識をもっているのには感嘆させられます。
戦後復興、復興というかけ声とともに、自然をあっというまに破壊してしまったことに、イギリス人はほんとうに情けない気持で見ているのでしょう。はっきり言ってはいませんが、上の報告書にもそのような感情が込められているように思いました。
国営の絶滅危機植物園の提唱、ありがとうございます。実現を切に望んでおります。また、それぞれの植物園も真剣に絶滅危惧種保存の問題に取り組んでいただきたいものです。関係するスタッフと予算をふやすこと、これからの教育、また啓蒙などに国は真剣に対処して欲しいです。
益々のご活躍をご期待申し上げます。
エフ・エム
2012/03/11 08:16
kemochimeさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/19 11:41
タビビトさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/19 11:43
小梨さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/22 13:18
おばブーさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2012/03/31 09:15

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