道草の時間

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zoom RSS 四月の散歩(2)クサノオウのことなど

<<   作成日時 : 2013/05/03 20:52   >>

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クサイチゴ(4/15)


4月中旬はクサイチゴ(Rubus hirsutus Thunb.)の純白の花が目にとまります。季節の虫モモブトカミキリモドキがちょこんと乗っていました。


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ニガイチゴ(4/15)


ニガイチゴ(Rubus microphyllus L.)も藪かげにひっそり咲く。

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ムラサキケマン(4/15)


ムラサキケマン(Corydalis incisa (Thunb.) Pers.)が藪かげにたくさん咲いていました。普通すぎて目に留めることもほとんどなかったのですが、今回はちょっとファインダーで覗いてみたら案外美しく、シャッターを切ってみました。


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ジュウニヒトエ(4/22)


ジュウニヒトエ(Ajuga nipponensis Makino)は日本固有種だそうです。林の中にひっそり咲いていました。

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セイヨウジュウニヒトエ(4/13)


セイヨウジュウニヒトエ(Ajuga reptans L.)は北ヨーロッパ原産で、日本ではアジュガともよばれる園芸植物。これは道ばたに植えられたものと思いますが、逸出しているものも多いそうです。

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タチツボスミレ(4/22)


おなじみのタチツボスミレ(Viola kusanoana A. Gray)。スミレの仲間では最も普通種なのに、上品で美しいスミレです。

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ニオイタチツボスミレかな?(4/22)


ニオイタチツボスミレ(Viola obtusa (Mak.)Mak.)ならいい香りがするはずだというのですけど、近頃鼻が鈍くなってね。


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コハコベ(4/22)


ただハコベとよばれているものにはこのコハコベ(Stellaria media Villars)とミドリハコベ(Stellaria neglecta Weihe)がありますが、コハコベはヨーロッパ原産の帰化種、ミドリハコベの方が在来種だそうです。両種は非常によく似ていますが、コハコベの雄しべは5本以下、ミドリハコベは8〜10本なのではっきり識別できます。


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クサノオウ(4/22)


クサノオウ(Cheridonium majus L. subsp. asiatum Hara)は人家近くにときどき見かけます。写真のものも道路脇に生えていたものです。

西洋でも日本でも古くから薬用として使われてきた植物で、ケリドニンなどアルカロイドを多種含み、日本では「草の王」または「瘡の王」の名のように、貴重な薬草だったのでしょう。地上部を風乾させたものを白屈菜(はっくつさい)とよび、鎮痛、鎮咳、利尿、解毒薬をして用い、また民間では新鮮葉の液汁が腫れもの、イボ取り、虫やヘビによる咬傷などに用いたのだそうです(船山信次「アルカロイド 毒と薬の宝庫」共立出版)。茎をちぎると黄色い液汁が出ますが、これはベルベリン(アルカロイドの一種)の色です。ベルベリンは健胃調整作用があります。

クサノオウは毒草で、ドイツで1936年に4歳の男の子がクサノオウを食べて胃に大量出血を起こして死んだ例があるのですが、それでもよほど多量に食べないと死なないそうです(植松黎「毒草を食べてみた」文春新書)。そう言われても、あんな苦そうな草はちょっと食べる気にはなれません。

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地味な植物トボシガラ
地味な植物ナンバーワンを選ぶとしたら、トボシガラは候補の一つかも知れません。ごく普通種なのですが、目立たなすぎて、ブログには一度も登場させていなかったようです。学名はFestuca parvigluma Steudel、北海道から九州までの日本と中国に分布しています。漢字では、広辞苑によれば「点火茎」と書き、茎が燃えやすいという意味だそうです。また長田武正「日本イネ科図鑑」(平凡社)によれば「唐法師殻」で、この名は唐法師(トボシ)という昔栽培されたイネのもみ殻に似ているからだそうです。でも... ...続きを見る
道草の時間
2013/05/29 08:36

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コメント(26件)

内 容 ニックネーム/日時
小梨さん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2013/05/04 09:01
えのもと@秋田さん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2013/05/04 09:02
“セイヨウジュウニヒトエ”この花の名前をここでやっと知りました。
知人から頂いたものが、根強く生き続けているのです。
この植物についてやっと検索できそうです。
Tatehiko
2013/05/04 09:38
こんにちは!
私も散歩中にクサイチゴの白い花をみつけて喜んでいます。
子どものときは モミジイチゴやナワシロイチゴの実をよく食べたものです。
ニガイチゴは確か苦かったですよね。
ジュウニヒトエは少し地味な花ですが セイヨウジュウニヒトエは紫が濃いので目立ちますね。この頃は道端にも生えていますね。
クサノオウは薬草として使われていたのですか?それにしてもりっぱな名前をいただいたものですね。
生駒の風
2013/05/04 18:08
こんばんは
クサイチゴ、こちらでもたくさん咲いていました。
この後の味見が楽しみです。
クサノオウは近所の友人宅の玄関先でも咲いていました。
意外と強い植物ですね。
YAKUMA
2013/05/04 18:56
こんばんは。
クサイチゴにはミツバチを始め色々な昆虫が
やって来ますね、5/3は珍しくヤマトシリアゲ
が花粉を食べているところを投稿しました。
ツユヒメ
2013/05/04 21:46
Tatehikoさん、コメントありがとうございました。
セイヨウジュウニヒトエは地面を匍匐する地上茎で繁殖しますのでツルジュウニヒトエという別名もあります。園芸店ではアジュガという名で売ることが多いようです。日陰の場所のグランドカバーにいいですね。
エフ・エム
2013/05/05 08:05
生駒の風さん、コメントあがとうございました。
モミジイチゴはそろそろ熟すことでしょうか。私も散歩中の試食はモミジイチゴからです。ニガイチゴも多少にがいですが、食べられますね。
ジュウニヒトエがあるので、セイヨウジュウニヒトエという名があるのですが、知らないとなんだか可笑しいでしょうね。
クサノオウの黄色い花はきれいですが、王様という感じではないですね。
エフ・エム
2013/05/05 08:23
YAKUMAさん、コメントありがとうございました。
クサイチゴの木は小さいですが、花は大きくていちばんきれいな気がします。実が楽しみですね。
クサノオウは人家近くによく見かけます。身近な植物なので、民間薬としてよく使われたのでしょうか。
エフ・エム
2013/05/05 08:30
ツユヒメさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
ヤマトシリアゲムシの記事を拝見してきました。見方によってはきれいな虫ですが、なんとなく不格好なところがおもしろい。こちらでも見つけたいです。
エフ・エム
2013/05/05 08:52
子どもの頃近くの林の蔭に実っていたのは、たぶんこのクサイチゴだったのでしょう。
近くの子ども達とトゲを避けて採り、おそるおそる口にしたら甘かった覚えがあります。
ハコベにもコハコベとミドリハコベがあるのですね。
前にオオイヌノフグリの隣で咲いていたのは?
画像を探して拡大すると雄しべは3〜4本しか確認できません。これは帰化種のコハコベだったようです。
ハコベを見つけたら雄しべに注目して撮らないといけませんね。
夕菅
2013/05/06 16:24
yasuhikoさん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2013/05/07 08:23
I子さん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2013/05/07 08:24
hideさん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2013/05/07 08:25
ジュンチーさん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2013/05/07 08:26
夕菅さん、コメントありがとうございました。
コハコベとミドリハコベではやはりコハコベの方が断然優勢のようです。ここでもやはり帰化種の方が在来種を圧倒している感じです。よく似ているので、識別には雄しべの数をみますが、比べてみると、ミドリハコベの方が葉が大きく、茎も緑で全体的に柔らかそうです。食材とする春の七草はやはりミドリハコベでしょうね。
エフ・エム
2013/05/07 08:38
こんなに色々な野草があるなんて・・・
見てるだけで四月の野道を散歩している気分にさせて頂きました
いちごをつまみ食い出来たらなお良いのですが
ジュウニヒトエ、名付けた人は優雅な人だなぁと感心します
野草も健気に咲いて、園芸種と負けてませんね
T&M
2013/05/07 15:41
西洋十二単でしたか、名前解らずに散歩道で観てました(^^♪
有難うございます。
うるだん
2013/05/07 19:19
ヨッシーさん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2013/05/08 08:19
翠弘舎さん、、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2013/05/08 08:20
T&Mさん、コメントと気持玉をありがとうございました。 やはり四月が一番美しい季節だと思います。住宅地も畑も野原も林も花が一杯です。 でも五月もいいです。もう少しするといちごのつまみ食いができます。
ジュウニヒトエなんていう名はちょっと思いつきませんね。イヌノフグリを名付けた人よりはたしかに優雅な人ななんでしょうね。
エフ・エム
2013/05/08 08:38
うるだんさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
どなたかと思いましたが、うるいのだんなさんですね。
セイヨウジュウニヒトエは花も葉もきれいですね。日陰の場所のグランドカバーには最適です。
エフ・エム
2013/05/08 08:44
ご無沙汰しています。
アジュガ!
こちらで、やっと名前が分かりました。
植えてから何年も経っていて、名前が
思い出せずにいました。
今、我が家の庭で日影を彩ってくれて
いますが、年々花数が増えていて、その
生命力に驚いています。
ケロ太
2013/05/08 16:58
気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2013/05/09 08:39
ケロ太さん、コメントと気持玉をありがとうございました。
アジュガの紫はいい色ですね。葉もきれいです。
繁殖力が強いのは、種子でふえるばかりでなく、地面に沿ってのびる地上茎によっているのでしょうか。
日陰のグランドカバーになる植物は少ないので重宝ですね。
エフ・エム
2013/05/09 09:01
winning-fieldさん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2013/05/11 08:39

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