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zoom RSS 久しぶりのクマツヅラ

<<   作成日時 : 2016/07/01 16:42   >>

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2008年7月20日の記事に多年草のクマツヅラ (Verbena officinalis L.)について書きました。クマツヅラは水田に沿った道路脇に群れをなして咲いていました。その後、この場所で、クマツヅラを見ることがなくなりました。水田のへりや畦道は植物にとって最も危険な場所。水田管理のためには、雑草を駆除する必要があります。近頃はそのため除草剤を使うことが多いようです。

今回クマツヅラを見つけたのは、以前とは違う場所ですが、やはり農道の水田に沿った草むらです。ここもまた、刈り取ったり、除草剤を使ったりする可能性のある場所です。「日本のレッドデータ検索システム」で調べたところ、環境省のレッドデータでの指定なありませんが、茨城県ではなんと「絶滅危惧 I 類」指定されていることがわかりました。しかし、クマツヅラの好む場所がら、絶滅を防ぐにはかなり難しいことを感じます。

クマツヅラは強靭な感じのする植物ではないのですが、ユーラシア大陸に広く分布していることを考えると、案外生命力の旺盛な植物かもしれません。和名のクマツヅラ(熊葛)の語源は不明。なんで「熊」、なんで「葛」なのか。中国では馬鞭草。馬の鞭に似ているからでしょうか。学名の中のofficinalisは「薬用の」という意味。生薬として皮膚病、腫れ物に外用するということです(公益社団法人 東京生薬協会ホームページより)。

「O. Polunin “Flowers of Europe” Oxford Univ. Press」などの図鑑によると、 英語では Vervain、つまりバーベナ。日本でバーベナというと、主として南アメリカ原産の栽培植物「美女桜」をさしているようです。これもクマツヅラ科の植物です。

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クマツヅラ



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クマツヅラの葉

ヨモギの葉に似る



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
クマツヅラ、確かに何年も見ていないように思います。
代わりにヤナギハナガサ(サンジャクバーベナ)などの帰化植物が増えています。
園芸用に数多作出されている色とりどりのバーベナも南アフリカ原産のクマツヅラの仲間の交雑種だったのですね。
これからもますます、原種は減り、園芸種は増えそうです。
夕菅
2016/07/03 17:14
2008年の写真と比べると群生の数も少なく、茎も弱々しいようですね
残念ながら人との共存は難しいのでしょうか
小さな可憐な花を見てると命を主張してるように思えました
T&M
2016/07/04 12:20
夕菅さん、コメントありがとうございました。
ヤナギハナガサは庭園などでよく見ますが、野生しているものは、最近少なくなったように思います。アレチハナガサはほとんど見なくなりました。この植物は、クマツヅラによく似ていて、はびこったら困ると思っていましたが、幸いそうでもなさそうです。
バーベナもおとなしく花壇におさまっているようですね。
エフ・エム
2016/07/05 10:14
T&Mさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
水田のへりや畦道を好む野草は野生のままの保存は難しいですね。農家にとっては、田の周辺に雑草が生えるのは困りますから、駆除は仕方ないですね。もっと安全な場所を探して増えてくれるといいのですが。
エフ・エム
2016/07/05 10:21

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