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zoom RSS カンツバキ讃

<<   作成日時 : 2008/12/06 17:11   >>

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サザンカは終わり、ツバキにさきがけて、カンツバキの花盛りです。散歩道でも、下の写真のような花一杯のカンツバキに出会います。

カンツバキ (Camellia hiemalis Nakai) は近縁のサザンカやツバキとはかなり雰囲気が違います。身の引き締まるような晩秋の空気の中で、サザンカの花は清楚で可憐に、そしてはかなげに咲きます。ツバキといえば、静寂の森にひっそりと咲くヤブツバキの巨木を思い浮かべます。私はそのようなヤブツバキに孤独で高潔な姿をイメージするのですが、それとは逆に、夏目漱石が小説「草枕」の中で描写しているように、真っ赤に咲いて花ごとぽとりぽとりと落ちるツバキの花に不吉な妖しさ感じる人もいるかも知れません。

カンツバキのイメージは個性的なサザンカやツバキとかなり違うように思います。カンツバキは公園や庭や垣根、道路脇の植栽などによく使われおり、きわめて当たり前のような顔をして咲いている花です。多くは濃いピンクの花をつけています。私たちの周辺にたくさん咲いていても、それほど注目されることもないようですが、花の少ない晩秋から早春まで咲き続ける健気な花です。以前は特に気にしていなかったのですが、近頃は、冬の間いつも出会う、この気負いのない、人なつこい花に親しみを感じるようになりました。

カンツバキは普通サザンカの一系とされていますが、北村四郎博士は、カンツバキを油茶とツバキとの雑種と推測しています。1925年頃上海から輸入され、関西ではシシガシラとよばれているそうです。油茶はサザンカに近縁の中国の植物とのことです。(北村四郎選集3 保育社)

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散歩道から見えるカンツバキ



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公園のカンツバキ



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花を接写



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路傍に咲く白花品種



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コメント(10件)

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パソコンの故障でしばらくお休みしましたが、ブログに復帰しました。
ハードディスクの破損が原因でしたので、バックアップしていなかった画像などを失ってしまい、がっかりしました。バックアップを頻繁に行うべきだったと反省しきりです。新しいハードディスクに必要最低限のツールを再インストールし、なんとか使えるようになりました。
エフ・エム
2008/12/06 17:43
初めまして。
最近ブログを始めたばかりの者です。
ちょうどこの2〜3日、
ツバキ、サザンカ、カンツバキの相違を知りたくて図書館に行ったりしておりましたが、
いまひとつ納得がいかなかったところ、
きょう、初めてブログを拝見して、
勉強になりました。ありがとうございます。
これからホームページも拝読させていただきます。

さとみ
2008/12/06 17:59
さとみさん、はじめまして。コメントありがとうございました。
ツバキ属の植物はみなきれいで、それぞれ異なる魅力をもっていますね。北村博士によると、ワビスケはチャとツバキの雑種、ハルサザンカはツバキとサザンカの雑種と推定されているそうです。ユキツバキはヤブツバキと共通の祖先から分かれたもの、オトメはユキツバキ系だそうです。こんなことも頭に入れて観察するのも面白いです。
エフ・エム
2008/12/07 10:17
さらに教えていただき、
ありがとうございます。
まだ頭の中がこんがらがっていますが、
これからもっと注意深く
観察していきたいと思いました。
いつも「きれい」と思う花ばなを
何気なく見ているだけでしたが、
花(植物)の世界って、
ほんとうに奥が深いのですね。

さとみ
2008/12/07 13:50
椿には園芸品種が多くて近づけないでいました。庭のサザンカも、もしかしたらカンツバキなのかもしれません。花の時期で見分けられるでしょうか?
カンツバキはかなり印象が違うとは???写真のように木全体が花盛りで派手なもので、花期も長く、もしかしたら実がつきやすい、そういうタイプでしょうか。
ミセスサニー
2008/12/07 15:37
ミセスサニーさん、コメントありがとうございました。
私自身は、晩秋から初冬に咲いて散ってしまうものをサザンカとして見ているのですが、実際にはもっと長く咲いていつものもあるらしいので、カンツバキと取り違えているのもあるかもしれません。でも晩秋〜初冬の典型的なサザンカと初冬から早春までのカンツバキとはなにか雰囲気が違うのです。それをなにか説明するのは難しいのですが。形態的には、サザンカは、葉が比較的小さくて薄く、カンツバキの葉は少し大きくて厚いという特徴があります。カンツバキは、花はサザンカに近く、葉はツバキに近いという印象をもっています。「獅子頭」という品種は中国から輸入されたカンツバキそのものなのですが、公園や道の植え込みによく使われる「勘次郎」という品種は、「獅子頭」とは別系統かも知れず、カンツバキ群の一品種といわれているようです。あいまいな答えですみません。京都の霊鑑寺にはカンツバキのかなりの大木があるようで、一度見たいものです。
エフ・エム
2008/12/07 18:18
こんばんは。PCのHD故障、データーが失われて大変でしたね。
今こちらの公園でもカンツバキが盛りとなり、メジロが飛んで来ては蜜を吸っています。
原種系のサザンカは白だそうですが、小さい頃田舎の庭で見ていました。花びらが平開して隙間がありました。
ツバキ同様、サザンカの園芸種も多いですね。「山茶花」で歌われている花はカンツバキなのでしょうか?
「草枕」の椿のシーン、印象に残っています。サザンカは開花時期によって、サザンカ群(秋から冬咲き、一重、二重咲き大輪系)、カンツバキ群(サザンカ群とハルサザンカ群の中間で真冬に咲くタイプ、八重が多い)、ハルサザンカ群(サザンカとヤブツバキとの自然交配種。冬から春に開花するタイプ)に分けられていたようですが、色々と見分けが難しそうですね。
たまゆら
2008/12/07 22:04
PC復帰、おめでとうございます
HDの故障は、私も痛い目にあったことがあります カリカリカリッ・・と異音がするな って思っていたのですが、ほっておいたら いきなりダウン!・・・。
反省しきりだったのですが、何の何の・・
今はすっかり 元の木阿弥・・又々反省。
yajiro
2008/12/08 00:12
たまゆらさん、コメントありがとうございました。
そうですね。思い浮かぶサザンカは、おっしゃる通り、花びらが平開して隙間があります。でもいろいろありますね。
栽培品種を見せられて、サザンカかカンツバキか、と問われても困ります。
今日も公園や道で、カンツバキやサザンカを見ました。サザンカはもうほとんど終わって、花はちらほらでした。やはりサザンカの方が葉は小さい傾向があると思いました。道路際の植え込みに使っているカンツバキは花びらが多く、シシガシラかそれに近いものでしょうか。まあ、どちらにせよ、そのまま楽しむことにします。
エフ・エム
2008/12/08 13:33
yajiroさん、コメントありがとうございました。
もう反省が遠のいてきました。やはり、元の木阿弥になりそう。以前のPCはHDの故障以前に更新したので、今回がはじめての経験でした。HDの回転音に雑音が入りはじめて1日後、キャーッと悲鳴をあげて止まってしまいました。あれはお別れの声だったのかも。でも全部持って行ってしまったので、本当に困る。
エフ・エム
2008/12/08 13:51

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