道草の時間

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zoom RSS 功罪半ばのイネ科植物、クサヨシ

<<   作成日時 : 2009/05/31 23:24   >>

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クサヨシ (Phalaris arundinacea L.) は北半球の北地に広く分布するイネ科植物で、わが国でも日当たりのよい湿地や水辺にごく普通に生えているかなり背の高いイネ植物です。学名の中の"arundinacea"は「ヨシ(アシ)のような」という意味なので、クサヨシのヨシというのは学名からとったものと思われます。クサヨシのクサの方は、ヨシより草という感じなので、クサというのでしょう。ヨシだってクサなのですが。英語名はreed canarygrass 。

野生のクサヨシは幻覚剤の一種DMT(ジメチルトリプタミン)など、いくつかのアルカロイドを含む有毒植物でもあります。実際に、クサヨシを摂食した羊や牛に、phalaris staggers という症状がおこったという報告があるようです。一方、クサヨシは家畜の飼料用の作物として栽培もされています。なにか矛盾していて腑に落ちないので、ネット検索したところ、カナダのマニトバ州政府のホームページの中に、「クサヨシの古い品種は家畜に有害なアルカロイドを含むが、新しい品種は低アルカロイド、またはアルカロイドを含まない」という記事がありました。この辺のことは、もう少し調べてみないと分かりません。

クサヨシはいま花の季節です。今日の午前中は雨が止んでいたので、短時間ですが久しぶりに散歩に出かけ、湿地にヨシと共存しているクサヨシを見つけました。写真を撮っていたら、また雨が降り出し、急いで家に戻りました。

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ヨシと共存するクサヨシ


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用水路の中のクサヨシ(数日前の写真)


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花盛り(数日前の写真)



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ヨシの間を埋めつくしている小さい植物は何?


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ヒメコバンソウでした



追記:クサヨシと同属の植物にカナリークサヨシ(昨年5月30日のブログ)があります。

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
クサヨシ良く見ているような気がします。
古い品種と新しい品種、含むものが違ってくるのは意図的なものなのでしょうね。こういうこともできるんですね。コバンソウは良く見ます、大小ありますね。
ワイ
2009/06/01 12:40
ワイさん、コメントありがとうございました。
もちろん意図的に改良されたのと思います。どうやって育種したのか知りたいところですが、文献さがしも難しいです。
エフ・エム
2009/06/01 16:47
atsu-sixさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
エフ・エム
2009/06/01 16:49
一読では、ちょっと難しい内容だったのですが、野生の古い品種から有害なアルカロイド成分を除いて、家畜の飼料用にも栽培される無害な新しい品種が生み出された・・・と、こう理解してよろしいのですか。えーと、古い品種と新しい品種がもし同一地域に混在していたら? 見分けつかないと家畜にとっては危ないですね。もし、それらしき草に出会っていたら、私ももしかしたら食べてみたかもしれません。クサヨシに気をつけます。
さとみ
2009/06/01 21:12
こんばんは
これは、クサヨシというんですか。
見たことがあるような気がします。
ヒメコバンソウは、近所の空き地で群生します。
今年はもう終わりのようで枯れ始めてきました。
それとも除草剤を撒かれたのかなぁ・・・
YAKUMA
2009/06/01 23:41
まだ見たことがない、というより見過ごしているのでしょうね。だいたいは葦に混じって生えているのでしょうか?

おとなしそうなクサヨシが有毒だったなんて以外です。かってに毒をぬかれたクサヨシ、なんか気の毒な気がします。

こちらはヒメコバンソウは少なくて、大きいコバンソウが道端にあふれています。こうしてみるとコバンソウもきれいですね。

風さん
2009/06/01 23:54
さとみさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
詳しく調べていませんが、そのように解釈していいと思います。
いくつかネットサーチしてみましたが、一般には、他の牧草と一緒にサイレージとして家畜の飼料に使うようです。湿地の植物ですから、放牧で食べるようなことはほとんどないような気がします。
エフ・エム
2009/06/02 10:10
hummingさん、気持玉をありがとうございました。
今回も見て下さって、うれしく思います。
エフ・エム
2009/06/02 10:13
YAKUMAさん、コメントありがとうございました。
クサヨシは湿地や沼地に多い植物の一つですから、ご覧になっていると思います。
そちらのヒメコバンソウは終わりですか。多分種子が成熟したので役目を終えたのでしょう。
エフ・エム
2009/06/02 10:20
風さん、コメントありがとうございました。多分ご覧になっていると思います。クサヨシ(牧草名はリードカナリーグラス)はオーチャードグラスと比較して、収量が高く、栄養価の目安である粗タンパク質量が多いのだそうです(青森県畜産試験場 草地飼料部の報告: http://www.applenet.jp/~nouken/promote/H3/H3-204.htm)。牧草としてすぐれていることが分かります。
人間は何でも利用できるものを見つけては改良し利用するのですね。
エフ・エム
2009/06/02 12:47
エフ・エムさんのブログは、いつも丹念に観察・調査されて、外国の資料などにもあたられ、わかりやすく丁寧に書かれています(内容は高度ですが)。敬服しています。いまや、寝る前の私の大切な勉強時間です。不肖の生徒ですが、これからもよろしくお願いします。
さとみ
2009/06/02 23:35
さとみさん、コメントありがとうございました。
過分のお言葉、恐縮しております。私も楽しみに書いておりますが、いつもお付き合い下さってありがとうございます。
エフ・エム
2009/06/03 10:08

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