道草の時間

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zoom RSS 今年も出会ったカワヂシャとミゾコウジュ

<<   作成日時 : 2014/05/24 08:20   >>

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カワヂシャ(Veronica undulata Wall. オオバコ科)とミゾコウジュ(Salvia plebeia R.BR. シソ科)は田の畦や湿地に生える越年草で、ともに環境省により準絶滅危惧種に指定されています。両種とも毎年どこかで見つけていますが、種子を作らないうちに刈り取られたり、除草剤を散布されたりすると、絶えてしまう可能性があります。したがって毎年彼等に出会うと、今年も無事であったかとほっとする次第です。

カワヂシャの方には、存続を脅かすもう一つの要因があります。近頃増えてきた外来種オオカワヂシャ (V. anagallis-aquatica L.) との競合です。在来種が近縁の外来種との生育地の奪い合いで負けてしまう例はよくありますが、それに加えて、カワヂシャとオオカワヂシャとは自然交雑が起こり、その結果ホナガカワヂシャという雑種ができてしまいます。ホナガカワヂシャもまた、種子を作って繁殖します(「環境省ホームページ」より)。このように、カワヂシャはオオカワジシャから二重の圧迫を受けているのです。

カワヂシャとオオカワヂシャはよく似ています。それでも、以前にも書きましたが、花の色(青)がオオカワヂシャの方が濃く、またオオカワジシャの葉の縁には鋸歯がほとんどなく、カワヂシャの葉にははっきりした鋸歯があることによって比較的容易に識別できます。写真のものは、花の色は薄く、葉にははっきりとした鋸歯が見られます。したがってカワヂシャと分かります。幸いに周囲にオオカワヂシャは認められませんでした。

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湿地のカワヂシャ



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水田のへりのミゾコウジュ



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コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
カワヂシャ・オオカワヂシャ、見たような記憶
があります、外来種が混ざっていたとは知りま
せんでした。生物の世界は雑種は強いですね。

庭の青ジソ、種が出来たのは3年前、今年も芽を
出して大きくなっています。
好光性で深い場所の種は発芽せずに、次の年へと
生き残っており、ビックリです。
ツユヒメ
2014/05/26 16:49
カワジシャとオオカワジシャに自然交配が起こって、その子にまた迫害を受けるという構図なのですね。
オオカワジシャは綺麗な花ですが、ひっそりとしたカワジシャがかわいそうになりました。
外来種との交雑を避けるような突然変異がDNAに起こりカワジシャが新たに進化を遂げるというストーリーはどうでしょう。(^^ゞ
SFの見過ぎかしら。(笑)
とんとん
2014/05/26 17:23
カワヂシャとオオカワヂシャ、この辺りでは見たことがありません。花はオオイヌノフグリとそっくりですね。
除草剤ですでに絶えてしまったのでしょうか?
最近ヒメフウロを見つめていますが、日本に自生するものより環境が異なる欧州産の方が繁殖力が強いのは何故なのか、不思議でなりません。
夕菅
2014/05/27 00:01
yasuhikoさん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2014/05/27 07:59
ツユヒメさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
繁殖力の強い外来種がはびこり出すと在来種の将来が思いやられます。オオイヌノフグリが入ってきて、在来のイヌノフグリはほとんどすがたを消してしまいました。
昆虫でもそうですね。ヒロヘリアオイラガが広がって、このあたりではイラガを見なくなりました。イラガの幼虫には刺されたことがあって、いやな虫だと思っていたのですが、今はなつかしい虫になってしまいました。
アオジソが生えてきたのはいいですね。買うとけっこう高いです。
エフ・エム
2014/05/27 08:10
とんとんさん、コメントありがとうございました。
カワヂシャとオオカワヂシャの関係は、日本タンポポとセイヨウタンポポの関係に似ていますね。両方とも雑種を作って純粋な在来種が減少または消滅してゆくケースです。
カワヂシャとオオカワヂシャとの遺伝的隔離? うーん、やっぱり難しそう。もしかすると、遺伝子組換え技術によれば不可能ではないかもしれませんが、それはそれで大問題になりそうです。
エフ・エム
2014/05/27 08:35
かなたさん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2014/05/27 08:36
hideさん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2014/05/27 08:37
夕菅さん、コメントありがとうございました。
両方とも田の畦などに生える普通種だったのですが、やはり特に農薬に弱い種なのかもしれません。オオカワヂシャの方はどうなのか分からないですけど、逞しそうに見える植物です。オオイヌノフグリと同属ですから花はよく似ていますね。以前、はじめて見たとき、Veronicaの仲間とすぐ分かりました。
ヒメフウロはわが庭にも広がっています。在来種とどうしてこのように違うのでしょうか。
エフ・エム
2014/05/27 08:51
カワヂシャ、ミゾコウジュ、共に環境の変化に晒されてるんですね
なんとか残ってほしいものです
ミゾコウジュ、今調べていてサルビアの仲間と知りました
花はサルビアの派手さとは比較になりませんが、素朴な趣きのある花ですね
T&M
2014/05/30 12:34
T&Mさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
両種ともこんな地味な植物では、雑草としてすぐ駆除されてしまいます。ミゾコウジュはたしかにサルビアの仲間ですが、もう少し派手さがあれば、案外保護されていたかも知れません。
カワヂシャのほうは、もっと目立ちません。保護する必要があると思います。
エフ・エム
2014/05/31 13:57
I子さん、持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2014/05/31 13:58
龍さん、持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2014/05/31 13:59
小枝さん、持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2014/06/09 15:59
目黒のおじいちゃん、気持玉をありがとうございました。
エフ・エム
2014/06/15 13:12

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