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zoom RSS 東京国立博物館;鳥獣戯画とユリノキ

<<   作成日時 : 2015/05/13 19:44   >>

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9日に鳥獣戯画展を見に、上野の東京国立博物館に行ってきました。土曜日とあって、大勢の観客。長い行列で全部見終わるのに3時間以上かかりました。しかし、本物にたどり着くまでの間、大きな鳥獣戯画の写真やそれらの説明を見つつ、行列を進みましたので、ほとんど退屈はしませんでした。

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鳥獣戯画は甲巻、乙巻、丙巻、丁巻と分かれており、今回は前期4月28日〜5月17日、後期は5月19日〜6月7日までの開催で、前期は甲乙丙丁の前半、後期は後半が見られるようになっており、先日は前期のものが見られた次第です。ただし後期展示の分は写真で見られるようになっていました。

甲乙丙丁のなかで、やはり圧巻は甲巻。教科書その他でよく知られたものが多くあったせいかもしれません。サル、ウサギ、カエルなどを擬人化していることはよく分かりますが、擬人化による風刺の意味などを考えるよりも、動物そのものの愉快で生き生きした姿をそのまま楽しく鑑賞してきました。甲巻と乙巻は12世紀、すなわち平安時代後期に画かれたものですが,、動物たちの姿を的確にとらえ、ユーモアに満ち、まさしく漫画の原点です。のちの北斎漫画でも感じるのですが、やはりこういう古い伝統があって、日本が漫画王国になったのだろうと感じました。

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平成館と鳥獣戯画の看板



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絵から抜け出して水遊びするウサギたち



話変わってユリノキ。国立博物館の庭には巨大なユリノキ(Liriodendron tulipipera L.)があります。ユリノキは北米を原産とする落葉大高木。北米東南部の肥沃な土地では、高さが50〜60メートル、幹の直径は3メートルにもなるそうです(週刊朝日百科「世界の植物」より)。ここのユリノキはさすがにそれほどの高さ、太さではありませんが、上野公園の周囲の木々を圧する巨木です。英語名はチュリップツリー。まさにチュリップのような花が咲いていました。

このユリノキには「ユリノキの由来」として次のような説明がついていました。
「明治8、9年頃渡来した30粒の種子から育った1本の苗木が明治14年に現在地に植えられたといわれ、以来博物館の歴史を見守り続けている。東京国立博物館は、時に「ユリノキの博物館」「ゆりの館」などといわれる。」

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国立博物館のユリノキ



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ユリノキの「チューリップ」


少し時間は遅くなりましたが、国立博物館内の「ホテルオークラレストラン ゆりの木」(東洋館1階)で昼食。鳥獣戯画の鑑賞疲れも癒えました。

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のわけくるぞ
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Kalayaan すぴりっと
2015/07/10 14:31

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
鳥獣戯画、本物が見れるなんて羨ましい限りです
描かれたのが平安時代後期とは
こんな昔から自由な発想力があったとは驚きです
おっしゃるように漫画王国の源流でしょうね
庭園の飾りも凝ってますね
ユリノキ、初めて知りました
写真でも巨木ですね、納得
その割に花が可愛いのには微笑ましい感じ
T&M
2015/05/16 11:35
大修復に4年を要したという鳥獣戯画の東京展、大人気ですね。
「ただ今屋外100分・会場内甲巻150分待ち」とか。
昨秋京都へ行った時公開されていましたが、あまりの混雑であきらめました。
でも東京国立博物館の豪華なHPがあります。
『全4巻 鳥獣人物戯画 web絵巻』
http://chojugiga2015.jp/emaki/

パソコン画面を最大にするとよく見えました。
書き直しもできない紙と筆でよくここまで表情豊かに擬人化した動物たちを描けたものだと感嘆してしまいます!

このユリノキも日本1でしょうか?
アメリカ人学者モレーから植物学者伊藤圭介に贈られた種を育て、東博・小石川植物園・新宿御苑に植えたようですね。

夕菅
2015/05/16 16:41
T&Mさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
カエルは両生類で獣には入らないですが、人間に一番似ている動物はサルで、次はカエルだと聞いたことがあります。昔の人はそんなわけで獣とみなしたのでしょうか。サルよりずっとワルそうに書かれているのがおもしろかったです。
ユリノキの花はたしかにあの巨木の花には見えない可愛らしさです。この対比もいいですね。
エフ・エム
2015/05/17 07:56
夕菅さん、コメントありがとうございました。
鳥獣戯画のHPを教えて下さってありがとうございます。もう一度思い出しつつ鑑賞しております。
筆者は鳥羽僧正(天台宗 覚猷)とされてきたようですが、実際には分からないようですね。ともかくもすごい戯画の名手がいたものです。修復された方々の技量にも驚かされました。ともかく長時間並んだ甲斐がありました。
小石川植物園、新宿御苑のユリノキも改めて比べてみたいです。本当をいうとアメリカのを見たいところですが。

エフ・エム
2015/05/17 08:19
鳥獣戯画は初めて見たときから気に入って、絵葉書がまだとってあると思います。
やはり人気で大行列ですか!
疲れを考えると迷いますが、行ってみたい気がします。

このユリノキは大きくて立派、有名ですね。
ちょうど花の時期に人気のイベントを合わせるのでしょうね。
このユリノキの花も見てみたい気か・・・
とんとん
2015/05/18 12:40
とんとんさん、コメントありがとうございました。
鳥獣戯画があんなに人気があると重いませんでした。すぐ見られると思いましたが、とんでもない。でも古い時代にあれだけの描写力と想像力にはほんとに驚きました。見てよかったと思っています。
ユリノキは別の意味で感嘆しました。葉が若々しく元気ですから、まだまだ高く、太くなるっでしょう。それを見るのは、次世代、次々世代の人たちでしょうね。
エフ・エム
2015/05/19 17:28
今、東京へ来ているのですね。
私も京都の開催、あまりの行列に止む無く断念いたしました。
京都、『高山寺』の収蔵ですから、ゆっくり高山寺で拝見できれば・・・なんて考えましたが
常時、公開しているかどうかは不明ですので、無理かも。
NHKTVで鳥獣戯画図の秘密を開設していましたが
その秘密を知ったらぜひ自分の目で見たいと思ったのですが・・・6月7日までだったらムリアナァ。。。残念(>_<)
あっこちゃん
2015/05/23 16:38
あっこちゃん、コメントありがとうございました。
いつもご無沙汰ばかりで申し訳けありません。
私の在住地から上野までは4〜50分です。せっかく上野に出たので、いろいろ美術館をまわりたいところですが、歳のせいで、1つだけ見ると、もうヘトヘトです。
鳥獣戯画展は待つのがたいへんでしたが、見たとたん、その魅力に引込まれてしまいました。
どこかで見られるといいですね。
エフ・エム
2015/05/24 08:07
昔々国宝展で見ました。最近Eテレで放映されたので経師職人の繋ぎのミスも解説され作品の興味が倍増しました。
お元気で何よりです。
目黒のおじいちゃん
2015/05/29 19:00
目黒のおじいちゃん、コメントと気持玉をありがとうございました。
やはりこんな戯画を平安末期とはいえ、平安時代に書いた人がいるということ自体。驚きでした。
近頃は歳のせいか、イベント一つでたいへんくたびれます。いいものを一つだけ選んで外出するようにしています。
エフ・エム
2015/05/31 08:40

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