ヤマユリとカサブランカ

ヤマユリは私の在住地、守谷市の市花でありますが、このあたりでは野生のヤマユリ (Lilium auratum Lindley) はほとんど見られなくなりました。写真は公園で保護されているヤマユリ、今がちょうど見頃です。原産は本州中部地方以北。純日本的なユリです。

ヤマユリをはじめ、日本のユリは北米やヨーロッパにわたって、他種との交配による育種の材料に使われ、オリエンタルハイブリッドと総称されるたくさんの栽培品種がつくられました。カサブランカ (Casa Blanca) はその中でもとくに好まれる品種です。

カサブランカという品種の由来について、いろいろ調べてみたのですが、はっきりは分かりませんでした。しかし、タモトユリ、カノコユリおよびヤマユリが交配の原種になっているようです。「秘境吐噶喇」というサイト (http://www.aruzou.com/tokara/top.htm) の右枠の「TOKARA's MENU」の「タモトユリ悲話」という項目をクリックすると、カサブランカに関係する朝日新聞の記事が出ています。それによると「 欧米に渡ったタモトユリは、園芸品種の改良のため、交配が繰り返された。カノコユリとヤマユリの交配種にかけ合わされ、カサブランカが誕生した」とあります。タモトユリは鹿児島県口之島(くちのしま)固有の野生ユリで、いま絶滅の危機に瀕しているようです。

写真のカサブランカはわが家の庭のものです。

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ヤマユリ



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カサブランカ



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この記事へのコメント

YAKUMA
2009年07月15日 22:44
こんばんは
ヤマユリは、神奈川県の県花でもあります。
以前よりかなり自生のものは少なくなりましたが、まだ近所の山で見ることができます。
きれいですよね・・・
風さん
2009年07月15日 23:33
美しい百合ですね。 関西以北に自生とありますが、まだお目にかかったことがありません。 

こちらではこれからオニユリのオンパレード、その後はタカサゴユリのオンパレード  これから咲いたら更新しましょ~。
かもっち
2009年07月16日 06:39
病院やレストランに飾るために品種改良した匂わないユリができたとか・・なんかユリが可哀想です。自然のままがいいですね~
2009年07月16日 09:14
カサブランカは確かに素晴らしい花です。
この花が世に出るまで、やはり多くの時間と沢山の費用をかけてブリダーは理想を追いかけ懸命に作りだしたのでしょうね。作出された中からセレクトされ、なお追っていく中、種の保全は置き去りにされていた結果が、手おくれの状態なんでしょう。取り返すのにエネルギーも資金も大きな損失です
2009年07月16日 11:40
チキンさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2009年07月16日 11:41
dragon pearlさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2009年07月16日 11:44
YAKUMAさん、コメントありがとうございました。
そちらでは自生のヤマユリがあるのですね。すばらしいことです。地元の方々によって保護していただくといいですが。
2009年07月16日 11:50
風さん、コメントありがとうございました。
ヤマユリは関西地方にも山の奥でひっそり咲いているかも知れません。
タカサゴユリはこちらでも年々増えている気がします。まだオンパレードまではゆきませんが。
2009年07月16日 11:51
さとみさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2009年07月16日 12:01
かもっちさん、コメントありがとうございました。
品種改良をして匂いのないユリをつくるということは大変な労力だったと思いますが、これからのユリの切り花は匂いのないものばかりになるかも知れませんね。あの強い匂いもユリらしさなんですが。
2009年07月16日 12:08
ワイさん、コメントありがとうございました。
世界中のプラントハンターやブリーダーに且つては原種を護るという考えがなかったのかも知れません。今はどうなのでしょうか。ともかくも、タモトユリが復活するよう祈っています。
2009年07月16日 22:42
ユリを見ると、ひとくちでは言えない、いろいろな思いがわきおこります。
それにしても、ユリには、清楚なものから華やかなものまで、さまざまな種類があるのですね(新しく生まれた種類には華やかなものが多いみたい)。カサブランカも含め、花屋さんでけっこういいお値段がするので、切花は何か特別なときにしか買えません。お庭にあれば、開花中はずっと楽しめていいですね。
2009年07月17日 08:08
さとみさん、コメントありがとうございました。
ユリに思い出や思いのある人は多いでしょうね。ユリたちのもつ雰囲気もまたそれぞれ違っているように思います。ヤマユリのような高貴な感じのもの、カノコユリのように親しげなもの、スカシユリのような元気溌溂したもの、ササユリのように可憐なもの。
こんな多彩なユリの野生のものが少なくなってゆくことはさびしいことです。
ミセスサニー
2009年07月17日 11:03
珍しい話を読ませていただきました。乱獲されていく動植物を考える機会をありがとうございました。
園芸って、罪のない趣味のように聞こえますが、やはり昔から珍しいものを喜ぶ習性は人間特有なんでしょうね。
我が家はタカサゴユリのパレード地帯です。
2009年07月17日 12:41
ミセスサニーさん、コメントありがとうございました。
園芸品種は本来、原種のゲノムの裏付けがあってこそ価値のあるものなのですが、それを忘れてしまうのはよくあることだと思います。原種を現地で保存するという意識をつよくもつことが必要と思います。
2009年07月17日 13:56
atsu-sixさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2009年07月19日 07:52
炊飯器さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2009年07月23日 02:56
今、東北自動車道を走らせていると
法面にヤマユリが、沢山咲いています
植えたのでしょうか それとも工事時の土に
混ざっていたのでしょうか 
降りて見学するわけにはいきませんが
ちょうど満開時期、良く目立ちますね
カサブランカは、わが家では母のお気に入り
私は、ヤマユリの方が素敵だよって言うと
そんなもんって 馬鹿にされます
2009年07月23日 07:54
yajiroさん、コメントありがとうございました。
ヤマユリがたくさん咲いていたなんて、とてもうれしいニュースです。まだきっとある場所にはたくさんあるのでしょうね。
カサブランカは確かに園芸品種の傑作と思いますが、いや、ヤマユリ、ヤマユリ。

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