シュンギクの花

昨年秋から、庭の隅のミニミニ菜園でシュンギクを育て、ときどき枝葉を摘んでは食べていましたが、今はとうが立って茎が伸び、花が咲いています。かたちはマーガレットに似たきれいな花です。舌状花の色模様に3つの型がありました。(1)舌状花が一様に橙黄色がかった黄色、(2)舌状花の外側が純白で内側が黄色、(3)舌状花の外側が黄色で内側が橙黄色がかった黄色。どれも購入した一袋の中の種子から育ったものです。

北村四郎博士によると、シュンギクは地中海沿岸地方の原産であるが、ヨーロッパでは食用にされず、中国に入ったものが薬用・食用とされ、それが日本にも入ったのだそうです。なお、シュンギクが室町時代に伝来した証はないが、江戸時代には伝来していたと推定しています(北村四郎選集2、3 保育社)。

現在シュンギクが好んで食べられているのは主に日本、中国、台湾だそうです(Mas Yamaguchi 著 高橋和彦ら訳「世界の野菜」養賢堂)。シュンギクはヨーロッパでは食用ではなく、園芸種として使われていると聞いたので、35年前に買った イギリスの図鑑 "The Dictionary of Garden Plants" (Ebury Press and Michael Joseph 刊)を調べてみました。Chrysanthemum coronaria L.。ありました。中の写真の図は上記(1)のタイプのように思われます。シュンギクは花がとてもきれいですから、とうが立ったら捨ててしまうのはもったいない感じがします。

シュンギクは別名でキクナとも呼ばれています。関西ではキクナとよぶ方が一般的だったと思いますが、いかがでしょうか。学名は 従来 Chrysanthemum coronarium L. ですが、現在はGlebionis coronaria (L.) Cass. ex Spach または Xanthophthalmum coronarium (L.) P.D. Sell がよく使われています。

Chrysanthemum はギリシャ語で「金の花」という意味で、もともとシュンギクにつけられた名だそうです(北村四郎 週刊朝日百科「世界の植物」)。coronarium は「花輪に適する」、「花輪に使う」というような意味です。シュンギクの花輪、いかがですか。

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ミニミニ菜園のシュンギク



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タイプ1



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タイプ2



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タイプ3



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この記事へのコメント

2011年05月08日 12:56
菊菜(関西出身なので)は大好きです。
あのちょっぴり苦いのがたまりませんね。
庭の菜園にあり、ちょっと摘まんで食べれるとは、いいですね、花も見れるし・・・

ここでも、マニラの日本食材店に、たまに入荷してる時があります。
バギオ(北の高原地方)で栽培されてるのでしょう。
有れば、必ず買っています。
2011年05月08日 18:47
菊菜と言うより「春菊」と呼ぶ方が我が家では多いですね。
食卓に上るときには花の姿を見ませんので、初めて見せていただいた気がします。
そして・・・食卓以外の花壇でも、これなら見かけるなって感じです。
2011年05月08日 20:31
出ましたねぇ。。。春菊!
我が家の白い春菊の花。。。やはりどうも違っていたようです。春菊畑の中にノースボールが生え出して、春菊の葉っぱに絡んで育ったようでした。
今春菊の茎が高く伸びだして最近その違いがはっきりしてきました。
私の早とちりは今を始まった事ではないのですが・・・
間違えた事をUPしてしまい恥ずかしい事です。
あらためて、「春菊」の花の可愛らしさを楽しんでいます。
YAKUMA
2011年05月08日 21:24
こんばんは
これが春菊の花なのですか。
これなら十分に楽しめそうですね。
原産地では食用でないものを、中国に入り食用になったというところは面白いですね。
さすが中国!!
2011年05月08日 23:01
こんばんは☆
いつも気持ち玉ありがとうございます!

春菊の花にビックリです!!
あの春菊がこんな綺麗な花を魅せるんですね
春菊の見方が変わりました!

…あの苦味大好きです♪鍋に最高ですね♪♪
2011年05月09日 17:52
kimkimさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2011年05月09日 17:54
Turf-Runnerさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2011年05月09日 18:00
T&Mさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
つまんで食べているうちに花が咲いちゃったという感じです。
ミニミニ菜園でも、けっこうあの強い香りが楽しめました。
マイナーな食材らしいですが、フィリピンでも栽培しているらしいですね。ほかにジャワ、タイ、インドでも多少は栽培しているとか。
2011年05月09日 18:06
Tatehikoさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
そちらでも春菊とよんでもいいのですね。菊菜が一般的かと思っていました。関東では菊菜とよぶことはまずないと思います。
この花、切り花にしてもよく持ちます。花瓶の中でも見映えがするし、ちょっとした発見でした。
池田姫
2011年05月09日 18:14
菊ですものね~菊の花が咲くと思っていました。
でも見たの初めて
ハルシャギクでしたっけ?そんな感じにも見えます。タイプ2
植物にとって花が咲いて本望ですね。
今までどれだけ葉っぱを食べられたか・・・笑)
2011年05月09日 20:13
あっこちゃん、コメントありがとうございました。
シュンギクの花にはそれほど期待していなかっただけに、大満足です。
以前、チシャ(サラダナ)の花を咲かせ、HPに載せました (http://www7a.biglobe.ne.jp/~fusao-m/small-garden4.html#chisha) ましたが、シュンギクの方がずっといいです。
キク科といえば、ゴボウの花を見たいと思うのですが、ミニミニガーデンでは無理そうなので、あきらめています。
2011年05月09日 20:20
YAKUMAさん、コメントありがとうございました。
西洋人は匂いのつよいハーブを好んで料理に使っていますが、シュンギクの匂いは好きでないのかも知れません。東洋人が好む匂いなのでしょう。おもしろいですね。
2011年05月09日 20:23
ケロ太さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2011年05月09日 20:33
hideさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
お忙しそうですね。各地の料理、楽しく拝見させていただいております。
春菊は鍋料理にしても、おひたしにしても、あの香りがいいですね。春菊を日本に伝えてくれた昔の中国人に感謝です。私も花は初めて見ました。
2011年05月09日 20:35
秋田の地酒えのもとさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2011年05月09日 20:36
naominさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2011年05月09日 20:38
三千子さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2011年05月09日 20:43
池田姫さん、コメントありがとうございました。
秋の菊に対して、春の菊なんだから、きれいなのは当然かもしれません。それを花咲く前に食べてしまう。考えると変なもんです。一つの袋から3種類の花が咲いたのには、あれまあと驚きました。
ミセスサニー
2011年05月10日 10:05
ヨーロッパの海岸に春咲く、キク科の花なのですね!
菊の王様のような名前からして
原産地の姿が見たい気がします。
2011年05月10日 14:56
ご無沙汰いたしております。大好きなシュンギクですが花は初見です。なるほど名前の通りですよね。この花を食べてみたくなりました。
2011年05月10日 22:49
1袋からこんなにいろいろなタイプの花が咲くんですね。
タイプ2が素敵です。
2011年05月11日 08:11
I子さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2011年05月11日 08:13
kemochimeさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2011年05月11日 08:16
ミセスサニーさん、コメントありがとうございました。
野草としてこんな花がたくさん咲いていたら、見映えがするでしょう。ヨーロッパでは食べるなんて考えても見なかったのかも知れません。
2011年05月11日 08:20
目黒のおじいちゃん、コメントと気持玉をありがとうございました。
春菊とは意外にうまく付けた名だと改めて思いました。ひょっとすると日本でも花が先で、野菜としての認識があとだったのかも知れないなど、いいかげんなことを考えています。
2011年05月11日 08:26
小梨さん、コメントありがとうございました。
花の種ではなくて、野菜の種の袋ですから、茎葉のかたちが揃っていればいいわけで、花のかたちや色は統一がとれていなくてもかまわないのですね。
私もタイプ2がいいと思います。
2011年05月11日 15:06
こんにちは
春菊は鍋料理に使います。
咲いてしまうと花畑のようで綺麗ですね。
2011年05月11日 20:54
こんばんは!
春菊、よく食べるのですが実はそれほど好きではありませんでした。
そういえばヨーロッパでも春菊は食べませんでしたが、やはり日本周辺域だけが食用にしているのですね。
欧米人にはこの味はうけないのかもしれませんが、日本人の味覚の範囲の広さとうまい利用法に改めて感心します。
それにしてもさすがにキク科だけあって花がきれいですね♪
夕菅
2011年05月12日 00:41
シュンギクの花、漠然と色の違いは感じていましたが、こうして3種に分けられるのですね。
シュンギクは香りが強いので虫もつきにくく、丈夫で育て易いですね。ただしこの香りが苦手の人もあるようです。
ナバナ、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイなど食べ残すと皆花が咲きます。でもこれら菜花の競演が春の楽しみです。
2011年05月12日 09:01
totoさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2011年05月12日 09:06
かなたさん、コメントと気持玉をありがとうございました。
春菊を鍋料理の季節に使えるのはありがたいですね。
春菊をそのままにしておけば、ミニミニ菜園がミニミニ花壇に変わります。
2011年05月12日 09:12
松の陰さん、コメントと気持玉をありがとうございました。
西洋人はいろいろなハーブを料理に使うのに、春菊は使わなかった。西洋料理の味には合わなかったのでしょうか。鍋料理の味覚は西洋料理とはかなり違いますね。
まあ、それよりも西洋人にとっては、春菊は花という意識が強いので、食べるところまでは行かなかったのかも知れません。
2011年05月12日 09:22
夕菅さん、コメントありがとうございました。
シュンギクの花は図鑑などにはタイプ1か2がでており、3は見ていません。3は最初1の中の色の薄い花かと思いましたが、一つの株の花はすべてこのような色模様でしたので、1とは異なると分かりました。
このミニミニ菜園にホウレンソウも育てていたのですが、ホウレンソウの方は、ヒヨドリに食い荒らされてしまいました。でもシュンギクは被害なしでした。
見たいのはゴボウの花、サトイモの花、でもここではちょっと無理です。
生駒の風
2011年05月12日 22:45
私の育った山陰では「シュンギク」と読んでいましたが、関西に来ると「キクナ」という呼び名でした。
気がつくと私も「キクナ」という呼び名があたり前になっていました。
家庭菜園でまず栽培したのがネギでした。続いてシュンギクです。
それは 上を切って食べた後下からすぐに生えてくるところが重宝したからです。それに朝の味噌汁に毎日つかえました。
春になって花が咲くとその鮮やかな黄色に元気付けられました。
2011年05月13日 08:19
生駒の風さん、コメントありがとうございました。
山陰ではシュンギクでしたか。私がキクナという名を耳にしたのは、10年住んだ岡山でした。いろいろな所の出身者に聞いてみると、分布が分かるかも知れませんね。
花は切り花にすると、案外長持ちがすることが分かりました。
みーたん
2011年05月14日 21:22
春菊の花、キレイですよね。こちらでも、シュンギクと呼びます。
我が家でも、作っていて最後に花を見ています。
意外と野菜の花もキレイなものですよね。
しかし、3タイプの花があるとは、知りませんでした。
白や花輪になっているのは、珍しいですね。
2011年05月15日 09:33
末摘花さん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。
2011年05月15日 09:40
みーたんさん、コメントありがとうございました。
東日本はシュンギクとよぶのが普通かも知れませんね。
病害虫につよく、冬でも茎葉をのばすのでつまみ菜によく、春は花がきれいで、申し分のない植物です。長く咲いているのもいいですね。
一応タイプ1と2があることは、図鑑などで知っていましたが、一袋から3種類もでるとは意外でした。
2011年05月15日 09:42
ほたるさん、気持玉をありがとうございました。
見て下さってうれしく思います。

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